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カスタムレポート 13ソアレBB C2000PGSS オーバーホール&CFギア化(前編)

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13ソアレBB C2000PGSSをお預かりしました。

ご依頼内容はハンドルをまわした時にコツコツとした振動があるそうです。

グリスが多めです。

少し白っぽいんですよね。

グリスが純正じゃないのか、それとも乳化しているのか。

1年程前にシマノオーバーホール出しているそうで、ギア交換済みです。

汚れは強いです。

色はグリスによるものだとして、固形物が目立ちます。

ボディ内部をバラシて洗浄しました。

ベアリングは摩耗が強く、洗浄して組みなおしたところシャーシャーと異音が。

コツコツという振動ですが、ギアとローターのクリアランスによるものだと思われます。特に亜鉛ギアは劣化が早いです。

ギア面が削れているのがわかります。

ハガネギア(CFギア=冷間鍛造ギア)と比べると、初期の劣化スピードが速い印象があります。

そして、性能がいったん安定する。

適度なバックラッシュのおかげか劣化がいったん治まりますが、ざらつきやゴロゴロ感がどうしてもあったり、ドライブギアとピニオンギアの遊びがローターの動きだしの際にチャカチャカと音がしたりするわけです。

一旦この状態で組んでいきます。

ドライブギアにIOSギアグリスを添付。

粘度高めです!優れた潤滑性、クラス最高水準の対荷重性、ソルトでも安心して使える優れた防水性能、100%化学合成ならではの極寒から真夏の炎天下、そして風雨にさらされ続けるリールの心臓部とも言えるメインギアを守る、ハイスペック・ギアグリスです。

ローラークラッチも洗浄。ここは汚れなしでした。

ローラークラッチには水や汚れの侵入は無いということですね。

一方ラインローラーはグリスに汚れがありました。

ローターそのものは比較的きれいでした。

完了。

スプールも洗浄。

ドラグノブも洗浄です。

グリスアップ完了。

ベアリング4点交換しましたが、グリスを除去したことで感度が上がり、加えてベアリング交換でノイズが減ったことで、ギアノイズが目立つようになりました。

ギアは交換した方がいいんですが、良い初期状態を維持する為に年に1回のギア交換だと頻度が多すぎますので、悩ましいところではあります。

2020/7/6追記

13ソアレCI4+のドライブギアとピニオンギアとメインシャフトの交換となりました。ドライブギアですが、亜鉛ギアからCFギアへ。メインシャフトについては、ステンレス製からジュラルミン(アルミ)製へ。ただ今発注しております。

2020/7/17追記

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