ボディ内部の考察
内部のパーツを取り出します。
ドライブギア、ピニオンギア、メインシャフトです。

まずはドライブギアから。
ドライブギアのALLジュラルミン化
ドライブギアは、一体形成によりALLジュラルミン化しています。従来は以下の通り、亜鉛ギアの軸にジュラルミン歯面を張り合わせた形でした。

今回は、全面がジュラルミン製で上位機種に採用されている黒ギアになっています。

サイレントドライブ
なお、サイレントドライブですが、以下3つの構造から構成されています。
1.ドライブギアの変更に伴うねじ込み式ハンドルによるガタツキの減少。
2.ピニオンギア下部にウェーブワッシャーを採用。

3.摺動子ギアにOリングが装着。

以上3点が、主にサイレントドライブに貢献している仕様です。
ねじ込み式ハンドル、ウェーブワッシャー搭載はわかりやすい変更でしたが、摺動子と摺動子ギアの接点は非常にノイズが出やすい箇所ですから、この仕様変更は好感が持てます。
摺動子ギア
一方、摺動子ギアの形状とパーツ構成が前回の16ナスキーと大きく変わるポイントです。

スプリングとブッシュで摺動子ギアを支えて、

ノイズが出づらい仕様変更になっています。

効果の程はわかりませんが、肝となる部位を改善してきているので好感が持てますね。
全バラし完了
全パーツをバラし終えました。

パーツ点数はそれほど変わらないと思います。
個人的には防水効果はあまり見込めないため不要だと思っていましたが、ドライブギア左右にあったパッキンが無くなっています。
今回、ねじ込み式ハンドルによりハンドル軸シールで防水精度があがり、供回り式のものから固定式のハンドルスクリューキャップの採用で浸水リスクは大幅に下がり、不要になったということだと思います。
全バラシしてわかった事
ドライブギアがねじ込み式になった点が大きくフォーカスされていますが、ALLジュラルミン化も大きな前進ですね。

ねじ込み式への変更は以下のサイレントドライブにも貢献しています。
実は、サイレントドライブは曖昧な技術特性でして、上位の搭載している中身とはかなり違います。Sカム式とクロスギア式でギアの機構が異なるので仕方がないですが、売り出し方としては少々不安を覚えますね。
ただ、サイレントドライブとして採用されている仕様自体は非常に効果的なものと評価できると思います。
まとめ
今回の内容をまとめます。
スプール互換性が高い ・・・ 前モデル(16ナスキー)とその派生機など(17セドナ、17サハラ、21ネクサーブ、※17アルテグラ)のスプールの流用が可能。
サイレントドライブの恩恵 ・・・ 上位機種とは多少仕様が異なるが、かなり期待が出来る構造で巻き感の良化につながっている。
次回は、
全バラしからの組み上げと、ラインローラー、ハンドルノブのBB化カスタムの方法についてご紹介いたします。


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