前回は全バラシしましたが、
今回は組み上げのポイントと定番のBB化カスタムを紹介します。
21ナスキー組み上げのポイント
組み上げのポイントを簡単に紹介します。
摺動子ギア
まずは摺動子ギアです。
この写真はボディから取り出して裏に返した状態ですが、ブッシュのバネをここに合わせます。
Oリングは軸に止める形ではなく、
上からはめるだけで、摺動子との間でクッションになる訳ですね。
16ナスキーの2500番の摺動子と摺動子ギアです。
摺動子は番手の違い位ですが、摺動子ギアは形状が変わっています。
ドライブギアを入れるタイミング
ドライブギアを入れるタイミングですが、分解作業に慣れていないと難しいんですよね。
バラシた順と逆に組みなおせばいいだけなんですが、実はわかりづらいんです。
上記写真の通り、以下の順番でパーツを組みます。
次にドライブギアを入れます。
最後に、摺動子ガイドを上から通します。
手順を出来れば簡単ですが、摺動子ガイドを先に入れるとドライブギアが入らない(入りづらい)ので注意してください。
逆回転スイッチ?
逆回転スイッチの名残があります。
ボディガードで隠れるんですが、上部にストッパーカムがありますね。
このスイッチはネジで止められていて、動くことはありません。
恐らくクリアランスを埋める為に残っているんだと思います。このリールをベースとして将来のワゴンリールとの共通ボディになるんでしょうか。
ボディガードを被せてみて、やはりボディ形状が16ナスキーと相違している??ように思います。
ラインローラーBB化
ラインローラーはBB化可能ですね。
以下は、4*7*2.5mmのベアリングと4*6*2mmのアルミ製のブッシュを用意してみました。
しかし、今回使うのは、
17アルテグラのラインローラー座金と4*7*2.5mmのNMB製ステンレスベアリングでした。
上記用意した2点を組めば。
BB化完了です。
以下の記事で17セドナを例に手順を乗せていますのでご参考に。
カスタマイズに必要なパーツ
以下用意すれば基本的にはカスタマイズが可能です。
1.ステンレスベアリング(4*7*2.5)
2.17アルテグラのラインローラー座金 or 4*6*1.5mmのブッシュ
内径4mm×外径6mm×幅1.0mmのブッシュ・・・1つ
4×6×0.2mmのシムと4×6×0.3mmのシム・・・それぞれ1つ
なお、
ヘッジホッグスタジオさんにて、社外製品として専用のBB化パーツも販売されていますので、個別にそろえる必要が無いのがいいですね。
ハンドルノブ2BB化
ここは簡単ですね。
キャップを外して、1番のプラスドライバーか5.5mmのマイナスドライバーでネジを取ります。
以下の通り分解出来ますので、根元側のブッシュをベアリングに交換するのみ。
グリスをふき取ってオイルを添付にすれば、良く回転しますね。
なお、先ほど紹介した4*6のシムをベアリングの右側(ハンドルとベアリングの間)に入れれば、ガタツキの調整も可能です。
こちらもヘッジホッグスタジオさんで高性能ベアリングが販売されています。
まとめ
少し良くなった21ナスキーに生まれ変わりました。
今回はスタンダードなカスタマイズでしたが、特にラインローラーをBB化すると回転はかなり良化しますね。
次回は、他機種のパーツを流用したワンピースベール化をご紹介致します。
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