15ストラディックのワンピースベールを流用した、21ナスキーのワンピースベール化の改造の方法をご紹介します。

前回までの内容はこちらです。

15ストラディックの入手
ローターの規格が前モデルの16ナスキーから変更がないので、

中古の15ストラディックを入手して、ワンピースベール他のパーツを流用します。

内部はサビサビ(特にローラークラッチ)でしたが、錆びを落としたら以外にも普通に使える個体でした。
綺麗にしてから以下のパーツを使用してカスタムしていきます。

計量化の為にメインシャフトも交換出来ればいいんですが、これは検証が必要ですね。
15ストラディックの各部自重
実は15ストラディックのローターをこのまま21ナスキーにポン付け出来ます。

ローター重量は40.55gです。
21ナスキーは46.02gですから、5gほど軽くなりますね。結構な自重差になりますが、今回はベールを交換するのが目的ですから、交換前提で進めていきます。
また15ストラディックのボディは94.44gです。

21ナスキーは97.56gなので、ほとんど変わらないんですよね。
ただ、15ストラディックはハガネボディ搭載で巻き感がかなり良いです。
※ここで、改めて15ストラディックの良さを紹介しても意味がないですね。
ワンピースベール化の必要なパーツ
では21ナスキーのベールを早速交換していきます。
なお、ワンピースベールのみを交換することはできません。

15ストラディック1000Sのパーツ価格表の以下のパーツは必要になってきます。
- 42番 ベール組 2,805円
- 22番 ラインローラーベアリングカラー 275円(2個必要ですから550円です。)
- 24番 ラインローラー受ケ 165円
- 41番 アーム固定軸 605円
- 合計:4,125円
※一体型ラインローラーはどちらでも大丈夫ですから価格に含めていません。
見た目をチェックすると、15ストラディックの方が少し明るいシルバーですね。

ベールの線径や形状は非常に近いです。

なお、改造によって少しだけ軽くなります。

0.7gなので、ほんの僅かですが。

15ストラディックのラインローラーは以下の4点セットですが。

一体型ラインローラーの変わりに、1BBカスタム済みのラインローラーをそのまま置換することも出来ます。

※前回の記事に1BB化の方法の記載がございます。
ただ、今回は以下で組みます。

左から
- 18ナスキー 500 18番 ラインローラー座金 165円
- 1BBラインローラー(改造済)※4*7*2.5サイズのベアリング1点必要です。
- 15ストラディック1000S 22番 ラインローラーベアリングカラー 275円
ワンピースベール化の組み方
まずはアーム固定軸をワンピースベールに差し込みます。そのアーム固定軸にラインローラーベアリングカラーを入れます。

続いて作成したラインローラーを通します。

ラインローラースペーサーというパーツがこの向きに来るように入れます。
※ラインローラーの種類によって組み方が逆になりますのでご注意ください。ただ逆に組んでも、基本的には問題なく動くと思います。
そしてラインローラー座金を被せるだけ。

別Verだと
ラインローラーベアリングカラーまず入れて、

おうとつのないラインローラー座金を入れます。

これにアームカムを固定すれば完了ですね。

注意点!
21ナスキーの純正のラインローラー座金(ラインローラー受ケ)だと、アーム固定軸が入らず流用できません。その為、15ストラディックなどのワンピースベール搭載機からラインローラー座金(受ケ)を取るようにしてください。
まとめ
やっと公式スペック通りになりました。

今回は純正のラインローラーを流用する形で仕上げました。

ベールとローターの色味も結構あっています。

ローターブレもあまり出ないので、カスタムし甲斐がありますね。
巻きは上位機種には敵いませんが、サイレントドライブでガタツキを排除した21ナスキーを改造してみるのも面白いと思います。

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