15ストラディックのワンピースベールを流用した、21ナスキーのワンピースベール化の改造の方法をご紹介します。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2021/12/IMG_3538.jpg)
前回までの内容はこちらです。
15ストラディックの入手
ローターの規格が前モデルの16ナスキーから変更がないので、
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2021/12/IMG_3432.jpg)
中古の15ストラディックを入手して、ワンピースベール他のパーツを流用します。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2021/12/IMG_3433.jpg)
内部はサビサビ(特にローラークラッチ)でしたが、錆びを落としたら以外にも普通に使える個体でした。
綺麗にしてから以下のパーツを使用してカスタムしていきます。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2021/12/IMG_3434.jpg)
計量化の為にメインシャフトも交換出来ればいいんですが、これは検証が必要ですね。
15ストラディックの各部自重
実は15ストラディックのローターをこのまま21ナスキーにポン付け出来ます。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2021/12/IMG_3435.jpg)
ローター重量は40.55gです。
21ナスキーは46.02gですから、5gほど軽くなりますね。結構な自重差になりますが、今回はベールを交換するのが目的ですから、交換前提で進めていきます。
また15ストラディックのボディは94.44gです。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2021/12/IMG_3436.jpg)
21ナスキーは97.56gなので、ほとんど変わらないんですよね。
ただ、15ストラディックはハガネボディ搭載で巻き感がかなり良いです。
※ここで、改めて15ストラディックの良さを紹介しても意味がないですね。
ワンピースベール化の必要なパーツ
では21ナスキーのベールを早速交換していきます。
なお、ワンピースベールのみを交換することはできません。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2021/12/IMG_3520.jpg)
15ストラディック1000Sのパーツ価格表の以下のパーツは必要になってきます。
※一体型ラインローラーはどちらでも大丈夫ですから価格に含めていません。
見た目をチェックすると、15ストラディックの方が少し明るいシルバーですね。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2021/12/IMG_3521.jpg)
ベールの線径や形状は非常に近いです。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2021/12/IMG_3522.jpg)
なお、改造によって少しだけ軽くなります。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2021/12/IMG_3534.jpg)
0.7gなので、ほんの僅かですが。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2021/12/IMG_3536.jpg)
15ストラディックのラインローラーは以下の4点セットですが。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2021/12/IMG_3523.jpg)
一体型ラインローラーの変わりに、1BBカスタム済みのラインローラーをそのまま置換することも出来ます。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2021/12/IMG_3524.jpg)
※前回の記事に1BB化の方法の記載がございます。
ただ、今回は以下で組みます。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2021/12/IMG_3525.jpg)
左から
※4*7*2.5サイズのベアリング1点必要です。
ワンピースベール化の組み方
まずはアーム固定軸をワンピースベールに差し込みます。そのアーム固定軸にラインローラーベアリングカラーを入れます。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2021/12/IMG_3526.jpg)
続いて作成したラインローラーを通します。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2021/12/IMG_3527.jpg)
ラインローラースペーサーというパーツがこの向きに来るように入れます。
そしてラインローラー座金を被せるだけ。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2021/12/IMG_3528.jpg)
別Verだと
ラインローラーベアリングカラーまず入れて、
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2021/12/IMG_3529.jpg)
おうとつのないラインローラー座金を入れます。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2021/12/IMG_3530.jpg)
これにアームカムを固定すれば完了ですね。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2021/12/IMG_3531.jpg)
注意点!
21ナスキーの純正のラインローラー座金(ラインローラー受ケ)だと、アーム固定軸が入らず流用できません。その為、15ストラディックなどのワンピースベール搭載機からラインローラー座金(受ケ)を取るようにしてください。
まとめ
やっと公式スペック通りになりました。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2021/12/IMG_3539.jpg)
今回は純正のラインローラーを流用する形で仕上げました。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2021/12/IMG_3532.jpg)
ベールとローターの色味も結構あっています。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2021/12/IMG_3533.jpg)
ローターブレもあまり出ないので、カスタムし甲斐がありますね。
巻きは上位機種には敵いませんが、サイレントドライブでガタツキを排除した21ナスキーを改造してみるのも面白いと思います。
コメント