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シマノ スピニングリール『21アルテグラ』全分解します!(その4)計量化の為のメインシャフトのジュラルミン化&スプール交換

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前回はフルベアリングチューンを紹介しました。

今回は軽量化のためのカスタマイズを紹介します。

自重計測

まず現状のアルテグラの自重を計測します。

ライン込ですが、235.1gでした。

一方ヴァンフォードは179.8gです。

番手が違うので単純比較できませんが、かなり軽いですよね。

スプール重量計測

以前ヴァンフォードとの比較記事で自重の違いを紹介しましたが、結局スプールの重さがかなり違います。

アルテグラは52.89gもありますが、

ヴァンフォードは35.45gですから、

20g弱も軽いんですね。

実際はスプール受けの形状が異なるので、スプールを交換することができないのですが、メインシャフト自体を交換すれば、スプールも変更できるんです。

具体的に交換するパーツは次となります。

手配するパーツ

私はヴァンフォードを持っていたので入れ替えましたが、同番手のヴァンフォードの場合の手配するパーツはこちらです。

20ヴァンフォードC3000 短縮コード:04206

  • No.9 スプール座金 220円
  • No.10 セットスクリュー(M2×5) 165円
  • No.11 メインシャフトベアリングガイド 385円
  • No.12 スプールブッシュ 165円
  • No.13 ラチェットバネ 165円
  • No.14 ドラグ音出シラチェット 275円
  • No.15 スプール受ケ 165円
  • No.95 メインシャフト組 2,035円

合計金額:3,575円

結構高いとも言えますが、

手持ちのスペアスプールがある(14・18ステラと同一規格)場合は、改造するのは非常に有効です。

またSシステムのようなドラグパーツでステラをカスタムしている方などは、ステラの純正パーツが余っていると思いますが、そのような方もオススメ!

交換するパーツを並べて対比します。

パーツ重量

ではどのくらい軽量化するのかというと・・・。

メインシャフトのみ交換の場合

12.18gが純正のメインシャフトですが、

ヴァンフォードのジュラルミン製だと6.74gとなり約半分の重さになります。

メインシャフトのみを交換しても6g程度は軽くなるんですね。

235.1g → 229.7g となり、

5.4gの軽量化に成功!!

メインシャフト、スプール受け、スプールを交換した場合

ドラグパーツとメインシャフトで13.32gありますが、

ヴァンフォードのパーツだと9.12gです。

実際には、約4gほど軽量化できますが体感できるレベルではないのが正直な所です。

では、

交換する意義はどこにあるかというと、スプールが変更できるということです。それでスプールも含めて交換すると、

235.1g → 212.9g となりました。

22.2gの軽量化達成です!

メインシャフトの交換方法

詳細は記載しませんが、ボディを開いてから、摺動子ガイドを抜いて、ピニオンギアを外せばメインシャフトが取り外せます。

後は単に入れ替えるのみでOKです。

これだけなんですよね。

スプール&ハンドルの変更

従来のスプール受けも付きます。

ヴァンフォードのスプール受けももちろんつきます。

スプールを変更できるのはかなりのアドバンテージになります。ハンドルもヴァンフォードのものに交換したら。。。

204gとなりました!

色味とか見た目は気にしない方がいいですね。

ヴァンフォード(メインシャフトステンレス化)

メインシャフトをアルテグラと交換したヴァンフォードです。

ニーズがあるのかどうかでいうと、ほぼないと思います。

こちらはアルテグラのスプール受けしか付きません。

自重はこの通り。

210.2gとなりました。

ハンドルも交換しているので、当然と言えば当然ですね。

ただ、スプールが重くなったヴァンフォードの方が、マグナムライトローターの恩恵でかなり軽いです。

ボディカードネジ穴の破損(番外編)

カスタムとはあまり関係ないのですが、ボディガードのネジ山がつぶれたので原因を考えます。

18ステラ世代は、ステラ以外はすべてボディが樹脂製です。その為、このようなネジ穴がつぶれてしまうリスクが高くなりました。

今回は2回ほどしか開けていないリールのネジ山がダメになってしまいました。

でも、修復すれば大丈夫です。

ローターのリテーナを固定ネジを利用します。そのままだとボディガードに入らないので、ダイヤモンドやすりで少し広げます。

ほんと少しでOK。

無事付きました!

プラスマイナスネジになってしまいました。

原因はボディ素材じゃないかなと思っています。

アルテグラのボディはCI4+素材だと言われていますが、上位機種とはカーボンの配合が違うとか、そういう違いがあるんじゃないかと推測しています。

まとめ

21アルテグラをスペックアップさせたければ、メインシャフトを交換しましょう。

巻き心地はそこまで大きく変わりませんが、拡張性がかなり広がります。スプール変更できるのが最も効率的に軽量化できます。

ご参考になれば幸いです。

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