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【24TP_2500SHG検証2】24ツインパワーと23ストラディックの構造比較と改造ポイントとは?

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前回は24TPと23ストラディックの自重比較を行いました。

今回は構造比較と改造となるポイントをまとめて確認していきます。

ローターの違い

24ツインパワーは金属製ローターです。23ストラディックは樹脂製なので、使用感が大きく異なります。これは前モデルでも同じでしたので、サプライズはありませんが、ローターナットとシールが異なります。

ちょっとマニアックな情報ですが、前モデルは20TPと19ストラディック同じものを使っていたと思いますが、今回はローターナットが22ステラや23ヴァンキッシュとも異なり、専用設計になっているようです。

なお、ローターナットシールは22ステラや23ヴァンキッシュと同様で、内部に芯があるタイプです。

赤色のストラディックはシールには芯がないため、ローターナットブッシュの上にステンのワッシャーが乗っていますね。

ラインローラーはそれぞれ前モデルとの変更点はないです。24ツインパワーは一体型ラインローラーで変わりありません。

なお、23ストラディックはパーツ素材の変更?があったようです。(一部プラパーツがメッキパーツに変更になっているようです。)

ローラークラッチ

18ステラ、22ステラ同様、このパーツは変更点はありません。

ただ、インナーの形状が異なりますね。

また、いつからか覚えていないですが、玉の形状が少し改良されていてくぼみができています。回転がスムーズにする目的かもしれませんが。

ボディ内部の構造

基本的な構造は22ステラ、23ヴァンキッシュとほとんど同じです。

特に違いが見つけられないです。

メインシャフトの非接触化により、メインシャフトにグリスが付着しても比較的巻き重り感が減退するようになっています。

実際は完全に非接触化していないのですが、ピニオンギア内部の構造が変わっていることが確認できました。

ボディ形状の違い

ボディ形状ですが、23ストラディックは基本的なベース構造は22ステラを引き継いでますが、専用のボディ形成になっております。

その為ガードの形状が異なります。

ピニオンギア上部の抑え板の素材は、ジュラルミンとプラの違いがありますね。

リールフット側のボディを見ると、形状が異なることが分かります。

見た印象ではほとんど同じですが、内ゲリ当たりの形状も異なりますね。

ボディ内部

ボディ内部です。

シンプルにギアが一つ歩かないか位で、それ以外の違いはほとんどわからないと思います。

全パーツバラした状態です。

23ストラディック

24ツインパワー

なお、多少の違いがありますが、設計に関しては同一のものを転用していることが、ある特徴から分かります。

ギア素材の違い

ドライブギアの素材が異なります。

素材はジュラルミンだと思いますが、実際の構成成分が分からないので、従来までの特徴だと黒ギアの方が摩耗が早い印象です。

形状は全く同じでは??

内側のギア形成は同じでも、裏面は若干異なりますね。

Oリング保持の形状やベアリングサイズ等は全く同じです。

オシレート構造の違い

なお、実機を触った際にもわかりますが、オシレート構造の違いが最も大きい差になっています。

ウォームシャフトの全長は同じようで、オシュレートまでの回数が異なります。左側の24TPが8回転で1ストロークですね。

23ストラディックは7回転で1ストロークです。

ブッシュの形状も異なりますが、軸の径は同じで、上部が2mm、下部が3mmです。うまくやれば、脱インフィニティループが可能かもしれません。

なお、24TPの改造ポイントとしては、ウォームシャフト上下にベアリングの追加可能です。

上部がこちらでかなり特殊なサイズです。

高精度が要求される回転機器などの軸を安定的に回転させるために、軸を受ける部分に使用される精密部品です。

下部がこちらです。

24TPの脱インフィニティループ?

23ストラディックのウォームシャフトとウォームシャフトギア、中間ギア大を移植して組んでみました。

それぞれ、ギアが入るんですよね。設計上共通パーツを流用するためだと思いますが、ボディ上部に穴が開いていて、その穴に軸を入れると普通に駆動します。

ウォームシャフトブッシュを逆につける工夫が必要でした。

630ZZサイズですが、4.7mm位の厚みがあるので、もともとあるブッシュを流用するのが現実的ですね。

中間ギア大の軸を該当箇所に入れても、軸が飛び出してしまっています・・・。

本来は以下の中間ギアCの軸が収まりますが、その軸を使えば、ちょうど手前に収まるのですが、、、

中間ギア大の軸径は1.5mmでして、2.0mmまで拡張しないと改造は難しいですね。

ひと手間必要です。

改造用に23ストラディックのパーツを手配して、加工してみます。

23ストラディックのインフィニティループ化?

では23ストラディックのインフィニティループ化が可能かどうかですが、

24TPのギアを移植すれば、各中間ギア軸は大体収まるんですが、ウォームシャフトの収まりが悪くて、上部の受けが決まらない。

以下の写真ですが、上段が24TPで、下段が23ストラディックです。

白いブッシュが23ストラディックのウォームシャフト上部のブッシュですが、

24TPのウォームシャフトギアと途中まで形状が同じなのがわかります。

くぼんだ形状ですが、2*4*2mmのサイズなんですよね。このブッシュ、もしくはベアリングがあれば何とかできるかもしれません。

こちらも24TPのパーツを手配し、インフィニティループ搭載できるか検証します。

改造ポイントをおさらい

実際ピニオンギア、ドライブギアを入れ替えても駆動することを確認しました。

強度面の違いだけといっても過言ではないと思います。また、それぞれのパーツが流用できる可能性があるので、インフィニティループを搭載したり、キャンセルしたりという改造ができそうです。

現状だとまだ可能性の域を出ていないので、パーツを手配し確実にできるかどうか検証します。

次回は今後(2024年の5月受付分位だと思います。)のチューニングメニュー予定の作業内容を紹介いたします。

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