前回は全体と外装パーツの計量を行いました。

ボディの計量を行っていきます。
自重比較(ボディのみ)
ボディの自重差ですが、24ツインパワーが86.48gに対し、

23ストラディックが、95.34gで、約9gの差となりました。

詳細を確認していきます。
ボディ(足無ボディ、足付ボディ)
自重差がどこで出ているかというと、8割がボディパーツです。
24TPが40.76gで、

23ストラディックが48.22gで7.5gほど軽いです。

ジュラルミン製ボディ
金属ボディのリールフット側を確認すると・・・、
31.67gに対し、

34.51g

同じジュラルミン製だと思いますが、若干24TPの方が軽いですね。
剛性感が増したCI4+ボディ
今回の肝となる24ツインパワーのCI4+ボディですが、手で押すとわかりますが、23ストラディックのボディに比べて硬くてたわみにくい印象です。
23ストラディックは押すと少したわんで粘る感じですね(説明が難しいです)
そして何がすごいって自重差でして、
24TPが9.07gに対し。

23ストラディックが13.70gです。

差が3.7gなので全体から考えるとほとんど大差ないと思われがちですが、それぞれの重量比で考えると66.2%も軽い訳です。
また、体感で硬さが感じられるので、巻きフィーリングが異なることも理解できます。
設計が異なるので、単純に比較はできないですが、印象としては24TPのすごさがここにも表れているように思います。
(※硬さについては、テストしたわけではないので強度のことではなく、体感としての硬さです。)
内部パーツ比較
ギア、メインシャフト他合わせてチェック。
24TPは24.70gに対し。

23ストラディックは23.45gで、約1gほど軽いですね。

では各パーツの自重を見ていきます。
メインシャフト
6.34gに対し、

6.93gでした。

形状の変化による差ですね。
ギア周り
24TPは従来の白ギアですね。ステラのコーティング前のギア化と思われます。23ヴァンキッシュと同一だと思われます。
ギア構成が5点で16.29gに対し、

ギア構成4点で16.37gで、重量差はほとんどないです。

摺動・軸パーツ
摺動のためのパーツ、中間ギア軸ですが、素材差での重量差が出ています。
24TPは摺動子ガイドがジュラルミン製で3点で0.83gです。

23ストラディックはステンレス製が2点で13.9gですね。

摺動子ガイドはメインシャフトを支える軸ですね。なお、中間ギア(大)の軸はどちらもステンレス製のようです。
ボディ内部の自重測定による結果の考察
24ツインパワーと23ストラディックのボディ内部自体の差ですが、22ステラのインフィニティループ搭載のためのギミックがそのまま踏襲されており、説明はここでは行いませんが、
CI4+ボディによる恩恵が大きいように感じました。
その他、こまごまとしたパーツを見直し、軽量化に繋げているんでしょうね。

次回は具体的な構造比較と改造ポイントについて、具体的には23ストラディックへのインフィニティループの移植、および24ツインパワーのインフィニティループのキャンセルが可能か、それぞれ検証します。

コメント