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10ステラ 2500HGS BOREDケミカルチューン&オーバーホール

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10ステラ2500HGSのオーバーホール依頼です。


ご自身でもメンテナンスされているそうですが、コロ感が出てきたそうです。ドライブギアへグリス塗布していらっしゃるようです。

ボアードのTHETAとDELTAの混合グリスで定期的にメンテなさっているそうですが、巻き重りがあります。

ローター部のカタ付き

ハンドルを回すとカチャカチャとノイズがあります。

分解していきますが、ローター部のグリスが少ないことが原因のようで、内ゲリレバーが暴れている異音ですね。

洗浄します。

ラインローラーベアリングは1点のみ交換です。

BALBOAベースにNEMEAを追加して仕上げます。

ドラググリスはDG01を添付しました。

ハンドルノブもBALBOAベースにNEMEA添付です。

ボディ内部のグリスの状態は?

ボディを開きます。

フランジシールが変形していますね。

ベアリングのグリスが浮いてきています。

グリスに金属粉が混ざっているんでしょうか。

ドライブギアはほぼ内側全面に。

BOREDのグリスの色味ではないですね。

洗浄液の汚れです。

全体の写真を撮り忘れてしまいました。超音波洗浄で完全に綺麗にしています。

ベアリング交換とギアの状態は?

ベアリングですが、そこまで違和感がある訳ではないのですが、3点交換致します。

結局ギア消耗によるノイズですよね。目視でもわかります。

ドライブギアのシムが0.46mmだったのですが、結局0.03mm分多く入れてしまっているのでギアの摩耗が促進された結果のノイズのような感じです。

BOREDのSIGMAにOMEGAを少し足して。

ウォームシャフトはOMEGA、ベアリングはNEMEAを添付します。ボディベアリングは交換した高耐食ベアリングはグリスのまま仕上げます。

組んで巻いてみましたが、あまり改善せず。シムが多いのでギアに負荷がかかっているように思います。

シム調整で仕上げ

ドライブギアのシムを減らします。

0.45mmで再テストしましたが、まあ、若干よくなったかなという感じです。0.44mmまで減らしてみましたが、ここまでくるとがたつきが気になりますね。

最終的には0.45mmとしました。またグリスはOMEGAの量を減らし、ほぼSIGMA単体で組みました。

DELTAをベースにハーフランク粘度を上げた最も高粘度なグリス。METHODウレア系グリス中で最も高い粘着性と減摩性。他のMETHODウレア系グリスとの混合で粘着性を付加

ローターナットベアリングを22ステラ化してフィーリングチェックしましたが、あまり変化がないですね。

元の状態で、BALBOAとCHIMERAを添付して仕上げました。

水性ガラスコーティング剤で磨いております。

ギアのストックがあればいいんですが、この場合は原因がギアなので、なかなか難しい作業です。ヌメっとした巻心地を希望されておりましたが、グリスの量を極力減らし、高粘度のSIGMAベースで組むことで巻き重りがなく、ざらつきを抑えるセッティングとしました。

ありがとうございました。

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