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18炎月プレミアム 150PGのオーバーホール

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15炎月CTに引き続き18炎月プレミアム150PGのオーバーホールです。

触った印象では、あまり違和感がありません。

グリスが若干抜けているか、固まっている感じはありますが、スムーズに駆動します。

ボディ内部の状態

メンテナンスをしっかりされている印象ですね。

内部には塩等の痕跡はなく、固着はありません。

若干オイル浮きがある部分等もありますが、かなり良い状態を維持されていると思います。

分解洗浄

全分解していきます。

触った感じだとベアリングも交換なしでいけそうですね。

汚れです。

レベルワインド連動型のチューニングのポイント

レベルワインドとスプールの回転が連動するタイプのリールですが、ノイズが強く出てしまうケースがあります。

プラギア周りのノイズが強く出ないよう調整が必要で、ケミカルを選びますね。

BOREDのOMEGAを中心に調整しました。

組んでから結局、再調整して純正グリスへ変更しています。

粘性があるグリスだとどうしてももたつきが出てしまいます。気にならない方もいると思いますが、ノイズが少なく、巻き感もできる限りスムーズな状態を目指すには、ケミカル自体を見直すか、添付量をかなりシビアに調整する必要があります。

高粘度オイルでの防錆&最終仕上げ

BOREDのBSLUを使用して、ドライブギア軸のベアリングをフッ素グリスから変更しています。

巻きフィールを良くし、高粘性でしっかりとした防錆を維持するようなイメージです。

BORED METHOD DIVISIONオイル製品中でフラッグシップとなる高粘度マルチパーパスオイルをコンセプトとするBSLUオイル。 METHODオイル製品中で圧倒的なベストセラーを誇る全方向対応のマルチパーパスな用途ながら、特に油膜性、防錆性、減摩性に優れた効果を発揮する、フィッシングリールからサイクルパーツまで幅広く対応したオーバースペックな「耐久性」を重視したオイルとなります。

スプールベアリング、ピニオンギア左右のベアリングもBSLUとNEMEAを混合して使用しています。ローラークラッチはNEMEAを使用しました。

ドライブギアには、シマノのACE-2(DG04)を添付します。

最後にハンドルノブを見てみたところ、錆が出ていました。

1か所、高耐食ベアリングに交換し、BSLUを添付して仕上げました。

OH完了です。

元の状態も良かったので、そこまで劇的な違いはありませんが、しっとりとしたフィーリングになりました。

ありがとうございました。

ハンドルに搭載されたレバーを手前に倒すとフォール速度が速くなり、奥に倒すとフォール速度が遅くなる設計。

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