オーバーホール依頼 10ステラ C3000SDH ジャリっとしたノイズがある

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10ステラのオーバーホール依頼です。

最近中古で入手されたそうですが、スプールが下がる際にジャリっとしたノイズがあるということでオーバーホールを行います。

目次

オーバーホール

中々ノイズを再現できないのですが、あくまで可能性としてはローラークラッチ不具合ではないかと思います。

実際は不具合というより玉の遊びでノイズが出ているのかもしれません。

ボディ内部はグリスが多めですね。

またグリスがかなり劣化した状態ですので、ばらして洗浄です。

このグリスがうまくマスクしているので、洗浄することでノイズが逆に出てしまうかもしれません。

汚れ自体は強いですが、パーツの状態はいいですね。

洗浄を終えました。

かなり汚れています。

当初はウォームシャフトピンの不具合ではないかと思っていましたが、ここではなさそうです。

特に摩耗もしていないですし、当初僅かにカタカタとノイズがありましたが、グリスを入れた所ノイズは消えました。

ボアードグリスを添付します。

ウォームシャフトにはOMEGAを。

OMEGAをアップグレードさせた最も油分配合が多く低粘度で強粘着なグリス。オリジナル耐水防錆添加剤の配合により海水使用に完全対応。他のMETHODウレア系グリスとの混合で粘着性や静寂性を付加。

ドライブギアはALPHAを。

全天候中粘度セミシンセティックグリス。全天候中粘度セミシンセティックグリスとして、DELTAよりもワンランク粘度をダウン、THETAよりもワンランク粘度をアップさせ、グリスの粘度を示すちょう度は1号となり、汎用では中粘度のグリスとなります。

ローラークラッチにはオイルを添付してノイズが出ないように調整します。

正確にはノイズが出ないように調整できるかというとオイルの量の調整のみなので、つけすぎないことを注意するだけだったりします。

組みます。

良くなったかなという印象です。

ドライブギアのガタ調整の為にシムを追加します。

0.025mmのシムを入れます。

ボディベアリングを交換しないとノイズが取れないようです。

スプール、ハンドル、ドラグノブを調整。

ハンドルノブは0.05mmのシムを追加して、ガタを取ります。

ガタつきが無くなりました。

最後にローターです。

ラインローラーのノイズがあります。

ボディ4点、ラインローラー2点ベアリングを交換します。

すべてSARBを入れます。シマノ純正DG06を充填します。

交換完了しました。

ある程度ノイズは無くなったと思います。

ラインローラー部もシムを追加してベアリングを交換したところシャーシャーとしたノイズが消えました。

ありがとうございました!

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