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オーバーホール依頼 12ヴァンキッシュ 1000S

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12ヴァンキッシュのオーバーホールです。

本リール含め3台のご依頼です。

オーバーホール

カチカチ音が出ているのと、ザラツキノイズが大きくなっています。

ローター、ハンドル、スプールを洗浄していきます。(写真撮り忘れていました。)

ラインローラーベアリングがざらざらですね。

ドラグワッシャーをグリスアップします。

ハンドルノブはノイズがなくなりました。

ラインローラーはNEMEAベースで、ハンドルノブはLIGHT DUTYで仕上げました。

結構汚れてますね。

続いてボディ内部です。

ウォームシャフトのグリスは完全に抜けています。ノイズの原因ですね。

適切な箇所にグリスが残っていない状態です。

オイル注油によるグリス流れです。

洗浄します。

ボディ内部のみの汚れです。

ベアリングですが、ボディ4点交換です。

ザラツキが大きく出ています。

いったんベアリングはグリスのまま組みます。

ドライブギアはアブのリールグリス。

ウォームシャフトはBOREDのTHETA。

ALPHAよりもワンランク、DELTAよりもツーランク粘度をダウンさせ、グリスの粘度を示すちょう度は0号となり、汎用では低粘度なグリスとなります。

ちょっと重くなるんですが、消音効果大。

組みます。

うーん、巻き感が重くなりますね。ベアリングをオイルチューンにします。

ピニオンギア上部のみLIGHT DUTYをメインに。

ピニオンギア上部は回転抵抗を最も受ける箇所で、通常使用では浸水リスクは低めです。

2015年10月のマイナーチェンジにより配合している添加剤を見直し、当社KRAKENやGOLYATよりも極圧性と減摩性を向上させ、 低粘度ながらも耐久性を併せ持つ性能となっています。

より粘度を下げる為に少しCHIMERAを追加しています。

BORED METHOD DIVISIONオイル製品中で中粘度長寿命低摩擦オイルをコンセプトとするNEMEAオイル。 既存製品のCHIMERAオイルで想定したコンセプトを継承し、更に海水にも完全対応した防錆性と高負荷にも耐える摩耗性を強化しながらもヌル付きやベト付きを極力排除したサッパリとしたフィーリングにより、機構や摺動を伴う動きを損なわず油膜の「耐久性」を重視したオイルとなります。

その他はNEMEAメインで仕上げます。こちらは粘性が高いもののさらっとしているので、そこまで重くなりません。持ちもよさそうなので、ドライブギア左右に添付しています。

少しLIGHT DUTYを混合しています。

作業完了しました。

ウォームシャフトのノイズはほとんど消えましたが、ローラークラッチが少し鳴りますね。ベアリングのザラツキが取れて軽くなったので、トータルではかなり軽い巻き感に仕上がったと思います。

ただ、依頼時はグリスが抜けてしまって極度に軽い状態なので、同じレベルにはできなかったです。

ありがとうございました。

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