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カスタムレポート 15ツインパワーC2000S オーバーホール

オーバーホール依頼
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16ストラディックに引き続き、2台目15ツインパワーです。

こちらは尺アジ、ギガアジメインで使用されるとのことで、半年ほど使用していないので内部グリスのリフレッシュの為にご依頼いただきました。

巻き感は少し巻き重りがあります。

スプール、ハンドル全バラシします。ストラディックとほぼ同じ作業です。

ハンドルもガタツキなしでした。

脱脂したフェルトワッシャーにドラググリス(DG01)を添付。

15ツインパワーはリジッドサポートドラグ搭載なので、スプール内部のベアリングがあります。粘度が高めのオイルでチューニング。

スプール完了です。

ドラグノブも完了です。

続いてローター&ラインローラー。

全バラシと洗浄。ローター、ベール周辺はグリスが少なめでした。

DG06を中心にグリスアップ。

ソルトグリス(DG13)で一部シールして、ラインローラーはオイルを添付。

少しアームカムに隙間があったので、シムを追加しました。

ボディ内部です。

グリスとオイルが過多でした。多すぎるというより、しっとりを意識したチューニングですが、メインシャフトにもグリスが付着していたので、重さに繋がっていたようです。

パーツやボディの状態はいいです。

ただ、長期間使用しないことで、グリスの劣化が見て取れますので、全バラシして徹底洗浄です。

黒いシールドがピニオンギアのベアリングです。

ハンドル側のベアリングにグリスが付着していますね。

フタ。

ボディ。

洗浄します。

元々のグリスそのものの色だと思いますが、それなりに汚れていました。

今回ウォームシャフトの上下をベアリング化します。ここは感度が良くなりますし不具合が起きにくい部分なのでベアリング化はおすすめです。

15、16ストラディック等は上部がベアリング化できない仕様なので、無理にベアリングの交換する必要も無いですね。片方だけだとそれほど交換による感度アップは感じられないと思います。

2×5×2.5サイズ。

ミネベア製、これです。

下部は3×6×2.5サイズ。

同じくミネベア製です。

中間ギアは粘度が高めのオイルで。

ウォームシャフトはグリス(DG06)アップ。ボディがアルミニウムで精度が高いので、ガタツキも少ないことを考慮して、メインシャフトと摺動子ガイド3点はIOS-01を添付。

ドライブギアの歯面のみソルトグリス(DG13)、全体はDG06を添付しておきました。

ベアリング類もIOS-01で。

仕上げていきます。

ボディガードを装着します。

ベアリング抑え板。

ローターをセットして。

完了です。

巻き感の向上、軽さと剛性感の両立出来ていると思います。

軽さだとストラディックCI4+ですが、個人的には15ツインパワーを使いたくなります・・・。

元のリールの設計がいいので、チューニングしていても面白いです。

ありがとうございました!

コメント

  1. エソ釣師 より:

    2台目の依頼も丁寧に作業していただき、ありがとうございました。まだ、低気温下での実釣をしていないので、コメントするのもどうかと思いますが、室内で回した感じでは自分の好みより少しグリスが控えめなような気がしました。このことは個人の好みの問題なので、次回の参考にしていただけると幸せます。実釣後に自分でグリスを少しづつ足せば良いので、控えめな注入は良いと思いました。その際も、グリスの種類などがブログ上で確認できるので、本当に助かります。自分ではわからないことが多いので、また、相談をさせていただくかもしれません。ありがとうございました。

    • ともにぃ より:

      具体的で率直な感想を有難うございます。
      グリスの量ですが、仰る通り控えめにしています。夏場だとしっかりとグリスアップしてもいいかもしれませんが、仰る通り真冬だとグリスは重たくなってしまう為です。
      もし、もう少ししっとりさせたいということでしたら、ハンドル側から粘度が高めのオイルを注入していただくとしっとりとした巻き感が改善すると思います。グリスがメインシャフトに付着すると巻き重りに繋がるのでご注意ください。
      なお、自転車用でも抵抗が無ければ、AZ(エーゼット)のチェーンルブ(B1-001)を使用してみてください。粘度のバランスが良いですし、素材的にも問題ないです。

      ほとんどわからないレベルですが、ギア、もしくはベアリングからノイズわずかにありまして、このノイズは感度が高いが故に発生するものであり、仮にギア面の摩耗によるものであれば、ねっとりとしたグリスで改善する可能性があります。
      シマノのギアグリスは、DG06・DG13とも硬さの違いがあれど比較的さらっとしていて各所で使いやすくコスパもいいんですが、ねっとりとした質感のIOSのギアグリスの評判がいいので、ドライブギアグリスとして導入予定です。
      このIOSのギアグリスはねっとりとした巻き感の半面、使いすぎると軽さが損なわれるようで、恐らくはこの調整具合は難しいようです。(来年には導入予定です。)
      実際にご使用になられて、IOSのギアグリスの添付のご依頼等ございましたら、返送日から1年間は無償で調整致しますので、お気軽にお問合せ下さい。宜しくお願いします。

  2. エソ釣り師 より:

    金曜日にオーバーホール後初実釣に行って来ましたので、ご報告させていただきます。尺アジ3本と30センチ前後の鯖を10匹以上、後は20センチ前後のアジとムツを多数釣りましたが、スムーズにドラグが出ました。アジの口切れも回避出来ました。当日は特に鯖が元気よくラインを出し、特有のバイブを見せましたが気持ちよく寄せることができました。リーダー切れが一度ありましたが、ムツの歯によるものと思われ、ドラグの最初の滑りは満足いくものでした。巻き感ですが、室内では少し違和感がありましたが、実釣では全く気になりませんでした。グリスの量は適切だったかもしれません。私の地方では、1月から2月にショアから、ギガアジが狙えます。昨年は、エステルは一瞬で切られ、太軸のフックも伸ばされました。オーバーホールをしていただき、シーズンインどうなるかが楽しみです。ありがとうございました。

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