08ツインパワーに引き続き17ツインパワーXD4000XGのオーバーホールです。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2023/02/IMG_1796.jpg)
巻き重りがすごいです。
別のOH業者に出したそうですが、だんだん重くなったとのこと。またハンドルガタが気になるということですが、ローターを抑えてハンドルが左右に揺れるということです。
私自身ほかの個体と大差がないように感じましたが、とりあえず作業していきます。
オーバーホール
ハンドル、スプール、ローターをばらします。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2023/02/IMG_1797.jpg)
ハンドルノブのシム調整します。0.5mm→0.4mmへ減らして、BOREDのBSLRとHYDRAの混合オイルを添付。
BORED METHOD史上最高スペックなオイルとして、使い易い中粘度へ変化させたマルチパーパスとして、用途を選ばず使用可能な性能は全体の約半分を食品機械基準をクリアしたポリアルファオレフィン合成油とし、
残りの約半分は複数の特殊添加剤を高配合した最高性能のオイルとなります。
3点問題なしです。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2023/02/IMG_1798.jpg)
ボディ内部です。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2023/02/IMG_1816.jpg)
グリスが多く粘性が高いのでまとわりついています。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2023/02/IMG_1817.jpg)
巻き重りはケミカルバランスの崩れですね。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2023/02/IMG_1818.jpg)
ピニオンギア下のOリングが少々伸びています。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2023/02/IMG_1840.jpg)
径を0.5mm小さいものへ変更し、ガタツキが起きにくい状態を作ります。後ほどシム調整でローターのガタを取ります。
またベアリングにオイルでしょうか、非常に回転が悪い状態でした。恐らくザラツキを取るために添付したオイル、グリスも悪さをしていたようです。ピニオンギア下のベアリングが非常に重い。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2023/02/IMG_1841.jpg)
2点交換します。
ドライブギア左右はボディ側のみ交換。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2023/02/IMG_1842.jpg)
シム調整ですが、0.31mm→0.33mm
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2023/02/IMG_1843.jpg)
0.35mm
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2023/02/IMG_1844.jpg)
0.38mm
ちょっときついですね。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2023/02/IMG_1845.jpg)
0.37mm
ピニオンギア上部は0.05mm
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2023/02/IMG_1848.jpg)
ドライブギアは0.36mm、ピニオンギア上部は0.06mmで仕上げました。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2023/02/IMG_1847.jpg)
Oリングが新品なのでそのゆるみから来るガタでしたら、改善していると思いますが、状態の再現ができなかったので・・。
申し訳ございません、問題が解消したのかよくわかりません。
なお、巻き重りは解消しています。
また滑らかな回転だと思います。
ありがとうございました。
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