カスタムレポート 18ステラ 2500S オーバーホール(ハイパーチューン)

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18ステラ2500Sをお預かりしました。

約2年間、春・秋のシーズンには2時間程度のほぼ毎日使っていらっしゃるそうですが、状態が非常にいいです。恐らく使用時にドラグセッティングもリールに負荷がかからないように丁寧に使用されているんだと思います。

オーバーホール

ハンドルは社外製(LIVRE)のものです。

ハンドルノブは清掃しましたが特に問題なしです。

スプールドラグノブはもきれいな状態でした。

DG01でグリスアップ。

続いてローターです。

すべてばらして清掃しました。

日々使っていらっしゃるので、いわゆるうちゲリレバー等のパーツに汚れが目立ちます。

ラインローラーはMTCWのものに変更されています。

特段問題なしです。

ローター部は金属製なので劣化スピードは遅くなりますから、使用頻度が多い方は樹脂ローターから金属ローター搭載機を検討するといいと思います。

(個人的には19ヴァンキッシュより20TPの方がローターが強いのでオススメです。)

ローターの汚れです。

それでも、毎日使っていらっしゃるので、パーツ類の摩耗はあるためか、ベール部のシムでクリアランスの調整をしております。

続いてローラークラッチです。

分解清掃します。

組み上げは慎重に。

ボディを開けます。

グリスはそこそこ多めですが、うまくなじんでいますね。

古いグリスを落とします。

洗浄完了です。

ローターよりボディ内部の方が汚れが少ないです。

ベアリングですが、回転は問題ないのですが、若干ザラツキがあるかな~~というレベル。

ドライブギア左右はボアードLDGのグリスを充填し、ピニオンギア上下はIOS-01PROでチューニングしてみます。

各種シムはウェーブワッシャーから平シムに変更。

ウォームシャフト付近はボアードグリスのTHGで、中間ギアは粘度の高いオイルを使用します。

ドライブギアにはボアードグリスのDELTAを使用します。

ピニオンギア上部のシム調整を行います。

0.05mmだとノイズを拾ってしまうので、0.03mmのシムを使用します。

→のちに再調整して0.01mmを追加しました。

ドライブギアのクリアランス調整を行います。

0.01mmを追加しましたが、ノイズが出てしまいますね。

その為シム追加なしで組みました。

ザラツキの原因

ザラツキの原因はベアリングのノイズを拾ってしまう状態です。

シムをジャストで仕上げるとザラツキが出ます。

ドライブギアは詰めた方が巻きがしっかりとするんですがノイズが出ますね。あくまで0.01mm単位で調整するとベアリングノイズとの闘いになってきます。

その為、現状のまま(シムを詰めない)で使用することでも十分なんですが、こればっかりは好みと予算にかかわってきます。

依頼前の元の巻き感が非常に良かった為、ほとんど変わらない印象のままお返しすることになってしまうのは個人的に抵抗があります。

劣化したグリスを流して組みなおしているので、実釣での印象は異なるとは思いますが、今後の方針確認の為、ひとまず作業中断します。

ベアリング交換(2020/12/20追記)

依頼人様に確認し、ベアリングを交換することになりました。

ヘッジホッグスタジオのプレミアムベアリング4点を入手。

ドライブギア側はグリス、ピニオンギア側はオイルで調整して組みました。

いったん組んでシム調整しました。

回転性能が上がったので巻き感は軽くなりましたが、ピニオン上下は元々のベアリングの方がノイズが少なかったため戻しました。ドライブギアは0.01mmのシムが2枚でわずかにクリアランスがある感じ。0.03mmだときついのか、ノイズが出るという状態です。

ベアリングを交換して調整中にわかったことですが、ギアの摩耗があるためクリアランスをなくすとノイズが発生する状態のようです。

本質的にはクリアランスを0にすることはできないので、いわゆるガタが無い状態と言えばいいでしょうか。ギアの摩耗もほとんどわからない程度だと思われます。

IOSのギアグリスを使用し、うまく調整できたと思います。

ギア交換となると金額が倍以上になりますので、出来る限り現状でも使用できるように調整しました。個人的には実釣では気にならない程度の差だと思います。

ありがとうございました!

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