21カルカッタコンクエストのパーツ交換依頼です。
フレームが傷ついたということで、フレームと本体A組を交換します。
交換するパーツはこの2点です。
パーツ交換(本体A組)
ハンドルを外して、ボディネジ3点と取ると開きます。
マイクロモジュールギアです。
左からパッキンやベアリング、メカニカルブレーキノブを取り外して。
付け替えます。
ベアリング交換
スプールベアリング2点交換依頼です。高回転のベアリングだと思います。
それから、スプールを外す際に注意したいのが、スプールが外れないんですよね。
スプールを取り外すコツとしては、反対側のパーミングカップを開いてから、メカニカルブレーキノブを取り外してスプール軸をジワー、、と押すと外れます。
・・・が、
反対側のパーミングカップの状態を注意しないとスプールエッジにキズが付きますので、マスキングや、布で覆ってあげると大丈夫ですね。
プーラーでベアリングのピンを外します。
Oリングを針(プローブ)で取ります。
無事ベアリングとOリングが取れました。
それから、なぜスプールが外れにくいのかというと、
ベアリングにゴムシーリングとしてOリングが装着されています。このOリングが外れにくくしていることに加えて、防水シーリングとして水の侵入遮断を狙っていると思います。
ベアリング交換完了です。
続いてパーミングカップ側です。
ネジを3点取ると、パーツが分かれます。
こちらも後ろから押し出すのみ。
ここにもOリングが。
交換しましたが、問題が1つあります。
これがないんですね。
とりあえず取り付けて外れるリスクは排除します。
組み上げ(フレーム交換)
続いてフレームの交換作業ですが、全バラシしてからの組み上げです。
ばらしたフレームです。
組んでいきますよ。
クラッチ周辺。
レベルワインド、ハンドル軸を取り付けます。
レベルワインド装着完了。
途中の写真がなく、いきなりギアまで組んだ写真です。
ドライブギアですが、ボアードグリスのALPHAとDELTAを混合して粘度調整。
作業完了です。
滑らかな巻き心地、キズもない新品のフレームになりました。
ありがとうございました!
再調整(2021/07/10)
サイドカバーのベアリングの外し方です。まず抜け止め(五角形のピン)をとります。
黒いネジを3つ取ると外れますので、裏側の穴から押し出します。
取れました。
で、勘違いしていることがありました。
抜け止めのところに0リング。
これがないと思っていましたが・・・。
ここなんですね。Oリング。
Oリングが無くなっていると勘違いしておりました。
大変失礼しました。
ベアリングにはOリングが装着されていますが、今回交換したベアリングにはOリングがないので、簡単に着脱できると思います。
なお、ここを合わせるようにしてください。
ピンがこの溝にはまります。
ありがとうございました!!