21ツインパワーXG C5000XGのオーバーホール依頼です。
ギアのゴロゴロ感が出ていますね。あとはベアリングのざらつきでしょうか?
オーバーホール
汚れはそれなりにありますが、ラインローラーもフッ素グリスがしっかりブロックしていますね。
洗浄します。
上部は交換パーツなしです。
ハンドルノブベアリングも温存しました。
ボディ内部。
目視ではわかりませんが。
洗浄します。
洗浄液の汚れです。
ベアリングはそこまで悪くなさそうですが、ギアは摩耗痕が確認できますね。
BOREDケミカルで組んでみます。
中間ギアにTHICK HEAVYを少し足してやるとぬるぬる感がUPします。
一般的なグリスの様に固形ペースト状ではなく、あくまでもオイルをベースとしながらも業界最高レベルの超高粘度に設定した効果により、オイルの浸透性とグリスの付着性を併せ持った性状が特徴となっています。
SIGMA&OMEGAです。
シムがきついようなので、0.18mm→0.16mmで組んでみます。
ベアリングもBOREDのNEMEAベースでいったん仕上げたんですが、巻き心地をテストしてみて、巻きノイズがあるのでやり直しです。
結局ベアリングを交換します。
ボディ側のベアリングはざらざらで、ピニオンギア下はシャリ感がありまして。シムを0.15mmで再テストしますが、シムは0.16mmでちょうどよいフィーリングでした。
結局ドライブギアハンドル側のベアリングも交換しました。ノイズではなく振れが大きく出ていますね。
作業完了しました。
巻きはなめらかになりました。
この世代の個体はシムがきつめでセッティングされていて、ギアの摩耗が早く出てしまっている個体がありますね。
ありがとうございました。
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