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【24TP_2500SHG検証4】24ツインパワー脱インフィニティループ実装!

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24ツインパワー2500SHGのインフィニティループをキャンセルし、23ストラディックのパーツを移植してノーマルオシュレート化を目指します。

前回の記事はこちら。

手配したパーツが届きました。

23ストラディック 2500SHG 商品コード:045836

  • 77番 1427W ウォームシャフト 1個 605円
  • 83番 1427Y ブッシュ 1個 110円
  • 84番 10DK0 ウォームシャフトギア  1個 935円
  • 85番 1428B 中間ギア(大) 1個 935円

ブッシュの変わりにベアリングと別のブッシュを入れたので、若干費用感は変わります。

インフィニティループとは?搭載機種は?

中間ギアを1つ増やし、ウォームシャフトの回転速度を低速化させて、スプールの上下動を超スローにしている機構のことです。

ボディ構造上、22ステラ以降のリールはインフィニティループ搭載機種と日搭載機種に分化しています。

インフィニティループ非搭載の代表的なのが23ストラディックでして、インフィニティループ以外は22ステラと同種のインフィニティ技術を搭載しています。

インフィニティドライブ、インフィニティクロスを搭載。

前回紹介した記事で、23ストラディックへインフィニティクロス移植が成功しました。

22ステラや23ストラディック、24ツインパワー、23ヴァンキッシュ等を分解してボディを目視確認する限り、使用しない穴や、同一パーツを使用しているものが多く、少しの工夫で改造が可能でした。

インフィニティループを外す目的は?

今回は、インフィニティループを外して、下位機種の23ストラディックのパーツを移植するので、実質はデチューンにあたります。

そしてデチューンになるにも係わらず、インフィニティループを外す目的は、リール使用時におけるライントラブル軽減するためです。

詳しいトラブルの内容は記載いたしませんが、従来のオシュレートスピードと同等に戻ることで、18ステラ世代の使用感に近いフィーリングで使用できるようになります。

インフィニティループを外す方法

以下のパーツを交換します。

実際はウォームシャフト、ブッシュ、中間ギア大とウォームシャフトギアをストラディックのものに交換するだけ。

ただ、単純に交換できず、一工夫が必要なんですね。

中間ギア大の軸径の拡大

左側が23ストラディックの中間ギア大で軸径が1.5mmですが、右側の24TPの中間ギアCの2.0mmと同一の軸径に広げる必要があります。

なおシンプルで単純な作業ですが、難易度が高い作業です。

ドリルで穴を拡大します。

2.0mmの穴自体は簡単に開きます(熱で溶ける感じ)が、微調整が難しい。

中間ギアCの軸を入れるだけなんですが、何が難しいかってセンター出しです。

今回開けた穴ですが、わずかに寄っているんですよね。

そしてスペアを用意していたので、もう1つ開けてみました。

右側が2度目で真ん中に開けることができました。

ボディ側の穴の確認

続いてボディ側に軸を入れる穴を確認します。

裏側から見て、少し貫通していないとはめた際に抜けなくなります。

開いていない場合は待ち針なんかで貫通させてください。中間ギアCの手前側の穴に入れます。

中間ギア大のシム調整

通常はバネでクリアランスを取り、中間ギアの戻りのノイズを抑えているのですが、入れる軸はバネをれることができないので、シムを入れてやります。

上下に0.1mmずつ、0.2mm分入れています。

ただ、実際は少し遊びがある状態ですが、使ってみてノイズが起きなければ大きな問題もなさそうです。

ウォームシャフトブッシュの調整と最終仕上げ

この状態で組みましたが、なぜかシュルシュルとノイズがあります。

新品時からなめらかであるものの、テンションがかかったときにザラツキというか、ゴリ感が少ししていたので、巧チューンで精密にシム調整しても、ウェーブワッシャーを抜く行為自体が違和感をスポイルしてしまっているようです。

また、ウォームシャフト上部はブッシュを逆付けで対応していましたが、外径が若干甘いためベアリング520ZZと2*4*2mmのブッシュの構成で組みなおします。

ケミカルはBOREDで仕上げます。

もう少しシムを入れたいところですが、いったんこのまま仕上げます。

脱インフィニティループ達成!

オシレートスピードUPしました。

脱インフィニティループ達成です。

24ツインパワー(23ヴァンキッシュ)の2500番手については脱インフィニティループが可能なことが分かりました。巻きフィーリングは、もちろんインフィニティループ搭載の24ツインパワーの方が良いですが、実際はそこまで悪くなっていないですね。

そして、なぜか中間ギア大は軸がわずかにずれたモノを入れた方がフィーリングが良いという状態でした。

また最終的にはドライブギアのシムを0.01mm分抜いて、ピニオンギアはウェーブワッシャに戻しました。

該当番手以外にも別番手でも別の機会に検証をできればと思います。

コメント

  1. まさき より:

    こんばんは。
    この検証記事を楽しみにしておりました。
    今後、オーバーホール時の追加メニューになればお願いしてみたいと思いましたが、可能性はありそうですか?

    • ともにぃ より:

      いつもご覧いただきありがとうございます。
      仕上がりが安定すれば受付できるのですが、フィーリングが悪化するリスクを承知の上でしたら、現状でも作業自体をすることは可能ですね。

      • まさき より:

        釣行しない冬場にお願いしようと思いますので、その際はよろしくお願いします。

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