13セフィアBBC3000SをHG化とフルBB化する為のカスタマイズ第2弾です。
今回のカスタム内容は12セフィアCI4+C3000HGSのギア4点の交換となります。
前回は、ウォームシャフトの交換が必要なことが発覚!
また、フルBB化するために、14ステラの純正のスペーサーとシムも必要でした。
再度ウォームシャフトとスペーサーとシムを注文して既に届いていましたが、中々時間が取れず、作業できていませんでした。
基本的には、これでフルカスタム完了です。
もくじ
13セフィアBBの入手経緯と改造遍歴
この13セフィアBBはメルカリでほぼ新品のものを購入させてもらったんです。
その時はハンドル一式が無いもので、スプールはDHHGS(ダブルハンドルハイギアシャロースプール)だったんですが、ボディはC3000Sの表記というものでした。
分解した際は、かなりグリスが乳化していたものの使用感は全くないという状態でした。
使い勝手は非常に良いため、カスタムベースとして色々いじってみました。
既にカスタマイズを終えているのは以下です。
- 15ツインパワーのハンドルに交換
- 14ステラのハンドルノブに交換
- ラインローラー2BB化(メルカリ購入時に既にヘッジホッグスタジオのものに交換済み)
- ハンドルノブ2BB化
詳しくはこちらでご確認ください。
今回は、以下となります。
カスタム内容
- 12セフィアCI4+のCFギアの交換によるHG化
- ウォームシャフト下部のBB化
- 摺動子内のBB化
殻割り
スプールを取り。
ローターを外して。
ハンドルを取り。
ローラークラッチを外して。
ボディガードを取り。
ネジを外してボディを開けます。
CFギアの交換によるHG化
13セフィアBBC3000Sのドライブギアです。
同じくピニオンギアです。
ウォームシャフトとウォームシャフトギアです。
まだまだ綺麗ですし、使いがってもいいです。
この4点を以下4点と交換です!
ドライブギアが黒くなっています。
今でいう(冷間鍛造の)HAGANEギアですね。
剛性UPに加えて、軽量化もしています。
見たままです。
ごくわずかですが、約8.7g軽量化です。
副産物
カスタム後の重量はライン込で239gとなりました。
約10gほどでしたが、結果的に若干軽量化が出来ました。
またドライブギア自体が軽くなることで、若干低慣性になりましたね。
交換手順
前回と被るので、細かい説明は割愛します。
今回注文したウォームシャフトです。
右側が12セフィアCI4+のもの。
溝が1本多いんです。
ノーマルが2.5回転、HGが3回転でスプールの上下の支点を行き来します。
ウォームシャフトギアを挿入します。
ウォームシャフトギアは上下を間違えると組みあがらないので、注意してください。
下からウォームシャフトを挿入します。
上からウォームシャフトブッシュ(前)を挿入します。
ドライブギアとピニオンギアは後ほど。
ウォームシャフト下部のBB化+摺動子内のBB化
交換するパーツはこれです。
ボールベアリング 6mm × 3mm × 2.5mm
ボールベアリング 5mm × 2mm × 2.5mm
14 ステラ C2000S 短縮コード 03239 96番 ウォームシャフトピンカラー
ベアリング横にある黒いカラーです。
14 ステラ C2000S 短縮コード 03239 97番 座金
右下の3枚が以下です。これは50円で三枚セット。0.1mm、0.2mm、0.3mmの三枚一組で、グレーっぽいのが0.2mmです。
14 ステラ C2000S 短縮コード 03239 106番 座金
左側の3枚は以下です。これは1枚50円(0.1mm)と割高でこれがなくても問題ないと思います。
仮に別のパーツで代用する場合ですが、タミヤのシムでOKです。
1枚あたり15円位なので、コスパを意識するのであればこっちですね。ハンドルノブ、ラインローラーの調整にも使えるので便利です。
交換手順(ウォームシャフト下部)
左端のウォームシャフトブッシュ(後)をボールベアリング 6mm × 3mm × 2.5mmと交換、シム(14 ステラ C2000S 短縮コード 03239 97番 座金)でクリアランスの調整を行います。
作業は簡単です。ただ入れ替えるだけ。
元々のサイズは3.25mm位です。
一方ベアリングは2.50mm程です。
差が0.75mmなので、シムの枚数を調整して0.75mmほどにします。
0.3mmと0.2mmと元々装着されていた座金が2枚あり、すべて合わせて0.76mmでした。
上記の赤枠で囲ったパーツのみ使用しています。
実際に元々あった座金を1枚抜いて0.6mmほどにして、ウォームシャフトとベアリングの間に挟みこみます。最下部にはシム(14 ステラ C2000S 短縮コード 03239 106番 座金)を1枚入れて微調整しました。
クリアランスはなくなりましたね。
この部分は特にそうですが、ただスペースが埋まればいいというわけではないようです。
この調整は、組み上げてみて実際にリーリングしてみないと分かりませんので、測定値はあくまで目安で行ってください。
交換手順(摺動子内部)
摺動子内部の交換手順です。
元々あったをウォームシャフトピンカラーをボールベアリング 5mm × 2mm × 2.5mmと14 ステラ C2000S 短縮コード 03239 96番 ウォームシャフトピンカラーに交換します。
分解はかなり細かい作業ですが、パーツを準備して手順通り行えば、比較的簡単に出来ます。
元々のウォームシャフトピンカラーの厚みは4.53mmでした。
ベアリングと14ステラのウォームシャフトピンカラーを合わせた厚みは4.33mm。
シム(14 ステラ C2000S 短縮コード 03239 97番 座金)0.2mmを1枚を追加します。
ちょうど4.53mmになりました!
分解したピンに差し込んで、元に戻して終了です。
組み上げ
最終の組み上げの作業です。
交換したピニオンギアとメインシャフトを挿入します。メインシャフトの下からピニオンギアを入れてください。
そしてピニオンギア下部のベアリングを装着して。
摺動子を固定します。
向きに注意!!
ウォームシャフトとピンが組み合うとネジの頭は内側を向きます。
もし組み上げてゴロゴロする場合は、このミスが多いと思います。自分も前回は失敗しているという・・・。
そして摺動子ガイドを2本差し込んで。
ウォームシャフト下部を固定。
ドライブギアを装着して。
ドライブギアのシムは再度調整しなおししてください。
フタをして。
ローラークラッチ装着。
ローター装着。
完成です!
見た目は変わりませんが、リーリングが低慣性になったのとギアの巻き上げ量が増えました!
まとめ
HG化とフルベアリング化完了したセフィアBBですが、ノーマルの時とリーリングの印象は変わらない位の軽さです。
HGにしても軽いということは、使用感が明らかに向上しているということでしょうね。
ボディの表記はC3000Sですけどね。
カスタマイズはこれで終了です。
後出来ることと言えば、
ローターを17セフィアCI4+に交換するとか。
メインシャフトを17セフィア CI4+と交換して、リジッドサポートドラグ対応のスプールにグレードアップするとか。
そうなると、カスタマイズ費用でもう一台購入出来てしまうのでやりすぎ感があるのでやめておきますが、きっかけがあったらもう少しやってみたいですね。
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