本日2023年1月20日で横浜で釣りフェスティバルがあります。
23年製の発表の日ですが、同時刻に22ステラC2000Sの魔改造をご紹介します。
前回の記事はこちらです。
かなり異次元なので、あまり参考にされない方がいいかもしれません。参考にされる方は自己責任でお願いします。
マイクロモジュールギアをオイルチューンに
マイクロモジュールギアですが、プラスティックの樹脂ギアに搭載されています。
15ストラディック等で搭載されていた素材より、かなり固めのエンプラです。
22ステラに関してはオイルチューンにすると
1.中間ギア大のシュルシュル異音が発生するリスクが高く、
また
2.中間ギア大をオイルチューンにすると硬変するリスクがあるのでは無いか、
と思い、
なかなか踏み出せずにおりました。
以下は1年ほど使ったステラの内部パーツの状態です。
使用頻度が低いので何ともなっていないですね。
洗浄して作業開始です。
中間ギア大の加工
今回のチューニングで欠かせないのが、以下パーツの加工です。
削って接地面積をより小さくします。
これでシュルシュル異音の発生を抑えてやります。
軸の上部から入っているバネも除去します。
バネがあることで、多少カチカチとしたノイズが抑えられるようですが、バネは無くてもあまり影響はなさそうです。
それよりも抵抗感がなくなることで受けられる恩恵の方が大きいように思います。
オイル添付
オイルは中粘度のものを使用します。
オイルの選択によっては樹脂の消耗を早めますが、いろいろ試してみないとどのオイルがいいかは分かりません。
BOREDのLIGHT DUTYをメインに低粘度オイルで若干伸ばしてやります。
低粘度ながらも耐久性を併せ持つ性能となっています。
少しこの液体グリスも混ぜました。
軸部はより低粘度のCHIMERAを添付しました。
Oリングの除去
続いてドライブギアのOリングを除去します。
線径0.5mm、内径6.5mm?でしょうか。
線径を0.4mmにするとか、内径を0.6mmもしくは0.5mmにすれば、いいのかもしれませんが、ベアリングに完全固定されるとハンドル挙動に応じて左右に揺らぎが起き、カタカタと違和感が出ることがあります。
取り除くことで、その違和感が消えますが、クリアランスがわずかに出来るというジレンマです。
固体によっては付いている方がいいものと、外した方がいいものがありますね。
曲げ座金(ウェーブワッシャー)を平シムへ置換(ハイパーチューン)
当サイトをご覧の方は説明は不要かと思いますが、ウォームシャフト下とピニオンギア下のウェーブワッシャーを平シムへ変更します。
0.35mm
0.37mm
サイズを記載するのは、真似してもらいたい訳ではなく、私自身がどのような作業をしたのか記録するためです。
その結果、作業内容が明らかになって、真似していただいても気にしないです。
ただ、問い合わせ頂くのは時間が取られるので、出来るだけ端的に質問してくださると。。。
ギアはBOREDのOMEGAとALPHAの混合です。
OMEGAだけでもいいかもしれませんが。
出来る限りライトで滑らかになるように柔らかく粘性を高めてやります。
MGLローター化
21ソアレXRからローターを取りました。
どの程度軽くなるか検証です。
純正は36.46gです。
ソアレXRは28.35gですから、8gほど軽くなります。
必要なパーツはこちら。
追加が必要なのはローターのかさ上げの為に、7*10*0.5mm分のシムを用意します。
ローターカラー上部でも下部でも構いませんが、シムをいれます。
最下部のローラークラッチインナーの下でも大丈夫だと思います。
ローターとローターツバ、リテーナーの固定ネジのみ交換でOKです。
仕上がり
元々の自重は177.15gで、変更後は168.17gです。
約10gほど軽量化できました。
ソアレXRのハンドルだと163.42gでした。
ほぼ23ヴァンキッシュ??
ニーズがあるかわかりませんが、魔改造完成です。
フルメタルボディ&マグナムライトローター搭載の22ステラ(23ヴァンキッシュ風カスタム)ですね。
詳しく説明しなくてもMGLローター搭載機種の特性を感じることが出来ますね。
巻き感はそのままでライトになりました。