前回は全バラシ迄の内容を紹介しました。


完全にばらした訳ではありませんが、カスタムに影響する箇所はすべてばらしております。全体の洗浄後の汚れ具合はこのくらい。

未使用なので実際は汚れではないですが・・・。
ベアリング追加カスタム&オイルチューン
カスタムポイントを紹介していきます。
ウォームシャフト2BB化
本来はブッシュで支持する方が経年使用による劣化やノイズが低減する箇所ではありますが、定期的なメンテナンスを欠かせなければこの箇所はベアリングの方が良いかもしれません。

サイズは740ZZでして、私は汎用ベアリングを入れましたが、通常はこのクラスだとかなり潮を巻き込みますので、高耐食ベアリングを入れた方がいいですね。

左右とも同型なのでベアリング2個追加です。

レベルワインドですが単に組み戻すだけではありますが、ポイントを確認しておきます。

黒いウォームシャフト受けというプラパーツ、シム、ベアリングの順番にウォームシャフトにセッティングしてます。最後にウォームシャフトギアをはめますが、外側にへこんだ印が来ます。
なお、レベルワインドのシムを忘れないように注意してください。

後はレベルワインドガイドという棒ですが、突起が長い方がボディ側に来ます。この辺はややこしいですね。間違えても大きな不具合はなさそうですが。

検証したことはないので、注意してください。
ウォームシャフトへのグリスアップはBOREDのTHETAを添付しています。
レベルワインド部の最終仕上げ。

抑え板をはめてから、ウォームシャフト受け、シム、ベアリングの順番です。
最後にEリングで固定ですね。
脱撥水グリス→高粘度オイルチューン
ドライブギア軸ですが、撥水グリスが添付されておりますが、定期的なメンテナンスを行う方や、オフショアでの使用を前提にしないケースだといわゆる通常のグリス仕上げやオイルチューンでもそこまで大きな問題は出ないです。

オイルチューンでは、定期的なメンテナンスと使用環境に左右されます。高頻度かつ継続的なメンテンスが必要と影響されますのでご注意ください。
フレーム側のグリスを除去して。

フレーム内部に高粘度オイルを充填させます。
使用したのは、NEMEA。

THICK HEAVYです。

ドライブギア軸のベアリングを固定する際のネジですが、右巻きだと順ネジでベアリングの固定ネジが止まりますが、左巻きだと逆ネジになるので注意してください。
色が分かりづらいですが、しっかりと添付します。

Oリングをお忘れなく。
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