かなり時間が経ちましたが、前回までの記事はこちら。
今回は18セフィアを使ってみたインプレと軽量化カスタム(ver01)の内容となります。
軽量化カスタム(ローター置換)によるインプレ
まずは、13セフィアのローターを乗せたインプレから。
マグナムライトローター仕様になり、クイックレスポンス機種と使用感が同じに。
セドナのスプールを流用しましたが、問題なしです。
1.5号でスーパーライトショアジギングをしました。30gまでのメタルジグを投げましたが、強度も申し分なし。
そして、ノーマルのスプールによつあみ(YGK) G-soul X8 UPGRADE 0.8号の150mをセットしています。
ラインキャパは0.8号で150mでちょうどでした。
見た目も使用感も好印象です。
ラインは0.8号がやはりマッチしますね。
ノーマルでは、ローター慣性が結構あるので止めるアクションが苦手ですが、旧タイプのマグナムライトローターへ変更するだけで、従来の13セフィアBBのように慣性が抑えられて巻きが軽く、そして18セフィアBBのきっちりと噛み合ったギア感はそのまま。
ベールの返りは18セフィアBBの方がかなりいいのですが、13セフィアBBがダメではないので、ローターの軽量化で得られる感度の方が優位性があります。
つまり、前回からの繰り返しになりますが、
18セフィアBBというリールは、巻き物としてのリールとしては優秀ですが、止めるアクションや、かなりスローテンポで誘いを入れるルアーゲーム等は少々扱い辛い
です。
13セフィアのローターの調整方法
13セフィアのローターを乗せる為に行う調整を紹介します。単純にローターのみを乗せ換えるだけだと簡単でいいのですが。
実際はラインローラーの高さが少々ずれる為、そのまま乗せ換えただけだと、かなりテーパー気味になってしまうので。
ローターカラーにドライブギアの座金を3枚(0.5mm程)ほど入れて。
スプール受けの座金を1枚(一番分厚いヤツ)まで減らしましょう。
スプールもボディーも個体差があるので、あくまで目安ですが、ローターをかさ上げして、スプールを下げれば、テーパーは治まります。
軽量化カスタム(ver01)
軽くするためにパーツを交換します。
これに交換です。
そうですメインシャフトです。
ステンレスのシャフトをアルミのものに交換することで軽量化を図ります。
交換手順
ボディーを開けます。
回転性能を高める為、
ドライブギアの座金の調整はシビアに行った方がいいです。
次にメインシャフトを取り外すために。
摺動子ガイドを外します。
ゴムパッキンでしっかり固定されているので。
強く引き抜きましょう。
メインシャフトと摺動子を分離するため、ネジを外します。
緩み止めが添付されている箇所です。
かなり硬いので注意してください。
外せないとピニオンギアが取り出せません。
無事取れました。
このワッシャーですが、ピニオンギア下部に入っていました。
ウェーブワッシャーです。
15ツインパワー以上の機種にはS-ダイレクトギアという技術特性があります。
S-ダイレクトギアはゴムパッキンをクッションにしていますが、このウェーブワッシャーの方が合理的だと思われます。
スプールのガタつきを極力吸収してくれそうです。
上から。
13セフィアBB
18セフィアBB
16ストラディックCI4+
長さも若干違いますが、入れ替えても問題なし。
摺動子の構造は16ストラディックCI4+と同じ。
ピンの形も同じで、メインシャフトの素材のみ異なります。
交換するメインシャフト組は7.3g
一方純正は12.4g
5.1gも軽い。
参考になりませんが、13セフィアBBは11.1gでした。
この機会にウォームシャフトピン内部のカラーをベアリングに交換しました。
しかし、あまり効果が感じられず、むしろカタカタと音を出すのでもとに戻しました。
これ、サイズ的には2×5×2.5でピッタリなんですけど、なかなかマッチする個体でないと交換しても意味が無いです。
ウォームシャフトの下部も同様ベアリングに交換しましたが。
ここも、合う個体であれば交換でいいと思いますが、今回は交換せずに純正のままにしておきました。
なぜなら、回転性能と感度が上がるのでノイズを拾ってしまうので。
組み上げのグリスアップは、DG06で。
コスパ最高ですね。
重量差ですが、スプール、ハンドル、ドラグノブなしで。
カスタムセフィアBBが134.2gに対し、
ノーマルセフィアBBは156.5g
22.3gの軽量化に成功!
最終の重量は217.5gとなりました。
まとめ
メインシャフトを交換することで、スプールを支えるメインシャフト全体が軽量化される形になり、リーリングの際のノイズは拾いやすくなりますが、無駄な動きがかなり減ります。
慣性が下がり、スプールが軽くなることで、ギアにかかる負担が下がることで感度を上げて(BB化)も、ノイズを拾いにくい仕様となります。
ただし、ベースとなる15ストラディックや16ストラディックCI4+もそうですが、元々ウォームシャフトピンやウォームシャフト下部にはベアリングが入っていない個所なので、
ベアリングに置換することでノイズが発生したり、カタカタ鳴る、オシュレートの上下の支点でカチカチ音がする等、不具合があるのでしたら、ベアリングに交換しない方がいいですね。
次回は、軽量化カスタム(ver02)で、ボディーそのものを置換し、より軽くカスタマイズします。
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