かなり前になりますが、15ストラディック1000Sのカスタムレポートです。

入手経緯
すべてメルカリで購入しました。
ストラディックは、シャリ感が強いものの、リトリーブのぶれがなくストラディックの特徴である金属ボディーの剛性感が生かされている印象でした。
ZPIのダブルハンドルソルティーバライトもキズもなく、回転に支障なしでした。

シマノアルミリールスタンドライトですが、こちらはかなり使用感のあるものの、使用には問題なく、ゴールドがアクセントカラーとなり、シルバーを基調としたデザインでまとまりの良い仕上がりとなっています。

NG-Pとありますので、製造は恐らく2015年の7月ですね。
参考にしたサイトです。

パーツ交換以外のカスタム箇所ですが、
ラインローラーの2BB化

一体型のラインローラーから、分離型へ。
10ステラのパーツを流用し、18ナスキーのラインローラーを使用しています。

後はボディ内部にベアリングを追加しています。
1つ目は、メインシャフトのスプール受け部
2つ目は、ウォームシャフトの下側
3つ目は、ウォームシャフトピンカラー内部

ソルティーバライトの調整
出品に際しオーバーホールしました。

まずはソルティーバライトの清掃。
ハンドルノブを分解します。

僅かにガタがあったので、クリアランスの調整の為、0.1mmのシムを追加します。

内部パーツの幅は3.49mm

ベアリングはオープンベアリングですね。

シムを1枚のみ追加。

写真には2つありますが、シムを追加したのは1ヶ所のみです。

シム、ベアリング。
と入れましたが、微妙なので。

ベアリングの次にプラのカラーをかぶせて、ハンドルノブ。

ベアリング、最後にシムを追加。

調整完了です。
ストラディックオーバーホール
ほぼ全分解しました。
気になった箇所としては、スプール内部のピン。

グリスが変色しています。

外して洗浄。
ギア、メインシャフトもパーツクリーナーで洗浄。

ベアリングも洗浄。

綺麗になりました。

ベアリングもバッチリです。

ローターは最近調整したので、分解せず。
ウォームシャフトピンも分解せず。

ボディーの合わせ面にグリスを添付。

ベアリングとギアを組みます。

ドライブギアにグリスを添付。

ボディー内部こんな感じに仕上がりました。

オーバーホールに使用したのは、シマノ純正のグリスDG06と、ナスカルブというオイル。


おそらく長い間、調整されずに眠っていた個体だと思います。
使用とともにシャリ感も取れて、リトリーブも安定し、実際アタリ個体だと感じました。それぞれのパーツもほぼ劣化は見られず、基本スペックの高さがわかります。
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最近、シマノスピニングリール限定ですが、修理、カスタム、オーバーホールを始めました!
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