2台目のREVOMGXのオーバーホールです。
ストップアンドゴーでカチカチと異音があります。
なお、1台目のほうは水没なので、到着後すぐに着手しました。
オーバーホールしていきます。
オーバーホール
全体的にパーツ類の不具合や消耗はなさそうです。
ハンドルノブはNEMEA。
BORED METHOD DIVISIONオイル製品中で中粘度長寿命低摩擦オイルをコンセプトとするNEMEAオイル。
既存製品のCHIMERAオイルで想定したコンセプトを継承し、更に海水にも完全対応した防錆性と高負荷にも耐える摩耗性を強化しながらもヌル付きやベト付きを極力排除したサッパリとしたフィーリングにより、機構や摺動を伴う動きを損なわず油膜の「耐久性」を重視したオイルとなります。
ラインローラーには、
LIGHT DUTYを使用しました。
2015年10月のマイナーチェンジにより配合している添加剤を見直し、当社KRAKENやGOLYATよりも極圧性と減摩性を向上させ、
低粘度ながらも耐久性を併せ持つ性能となっています。
ボディ内部です。
カチカチと異音が出る原因はグリス切れとでもいいましょうか。
オシレート構造に中間ギアがありますが、このギアとオシレートギアのバックラッシュにグリスがあまり乗っていないので異音が出ている状態です。
正確にはグリスが緩くて金属の接触音が発生している状態ですね。
洗浄します。
汚れ具合はそこまででもないです。
グリスをたっぷりと、粘性が高いもので組みます。
中間ギア、オシレートギアはALPHAです。
全天候中粘度セミシンセティックグリス。全天候中粘度セミシンセティックグリスとして、DELTAよりもワンランク粘度をダウン、THETAよりもワンランク粘度をアップさせ、グリスの粘度を示すちょう度は1号となり、汎用では中粘度のグリスとなります。
メインシャフトと摺動部にはOMEGAでより粘性を持たせています。
全天候超低粘度セミシンセティックグリス。THETAよりもハーフランク粘度をダウンさせ、グリスの粘度を示すちょう度は0号-とした超低粘度なグリスとなります。
なおドライブギアはOMEGAではなく、ALPHAをベースにより粘度と粘性が高いSIMGAを追加して仕上げました。
DELTAをベースにハーフランク粘度を上げた最も高粘度なグリス。METHODウレア系グリス中で最も高い粘着性と減摩性。他のMETHODウレア系グリスとの混合で粘着性を付加
パーツ交換なしで作業完了です。
ありがとうございました。
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