21SLXBFSの修理依頼をいただきました。
バラしていると、ブレーキユニットがバラバラになってしまったそうです。
シマノBFSのブレーキユニットの組み上げ
小さいバネが2つあります。
磁石にくっつくので、針のようなもので、バネが磁気に引っ張られないようにして、針にバネを通して、取り付け部までもっていって。
一か所は簡単に収まるんですが、もう一か所は固定できないので非常に難しい。写真が撮れればいいんですが、さすがに撮れないです・・・。
何とか、組みあがりました。
オーバーホール
続いてオーバーホールです。
バラシていきます。
ベースは16アルデバランで、フレームがジュラルミンですかね。重さが気になるかもしれませんが剛性感が高いのでBFSとしては使用感が良いと思います。
洗浄します。
全バラシしました。
ウォームシャフトをベアリング化します。
どんどん組んでいきます。
少しシムを入れます。
ザラツキがあって、原因はフレームバランスでしょうか。時折ザラツキが出る個体があります。
ケミカルバランスで比較的ノイズが削れます。
ドライブギアはBOREDのTHETA中心に、ALPHAを追加して粘度を上げます。
やはり若干ザラツキがありますね。
ハンドルノブのシムを調整します。
0.05mm追加。
ハンドルノブのオイルはグリッチオイルのロサで仕上げました。
作業完了です。
2022/10/14追記
パーツが届きました。
マグネット2個。
16アルデバランBFSの付属品です。
スプールベアリングはヘッジホッグスタジオ製のものが届きました。
グリッチオイルのパッシブで仕上げます。
完全にザラツキがとれればいいのですがやはり少し残りますね。マグネットは取り付けずに同梱して発送致します。
ありがとうございました。