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修理&オーバーホール依頼 アンバサダー 9000C 2台

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アンバサダー2台の修理依頼です。ニコイチでご依頼頂きましたが、以前入手したパーツ取りから2台とも修復できそうなので、2台作業致します。

オーバーホール1台目

こちらは外観がキレイめですが、ハンドルロックが掛からない状態ですね。ハンドルが逆回転します。

分解していきます。

ナットの取り外し方が難しいです。初見なので時間が掛かりました。ボルトを外して、シムを抜いてからナットを緩めます。

ボディ内部です。オイルが高粘度化している状態ですね。

どんどん外して洗浄です。

中々な汚れ具合です。
クラッチのバネを外しますので、記録しておきます。

茶色いですね。サビとグリスとモロモロのよごれです。

洗浄液はこんな感じ。三層構造になっています。下にはごみと中段がグリス??上段がオイル??

洗浄を終えました。

2スピードですが、上部のギアを交換するか迷いました。ワッシャーはダメになっているので交換ですね。

ギアは交換しない方がフィーリングが良かったのでそのままにしています。
サビは研磨します。

ピカピカになります。

スプール受け側をグリスアップします。ブレーキシューは少しオイルをつけております。

ストッパーギア周りの摺動部にはBSLRを添付します。

あくまでスポット使用です。

BORED METHOD史上最高スペックなオイルとして、使い易い中粘度へ変化させたマルチパーパスとして、用途を選ばず使用可能な性能は全体の約半分を食品機械基準をクリアしたポリアルファオレフィン合成油とし、 残りの約半分は複数の特殊添加剤を高配合した最高性能のオイルとなります。

とりあえず組んでみます。

ダメですね。逆回転します。恐らくこれですね。

ストッパー爪、ラチェットと呼ばれるパーツです。こちらが摩耗してるのでは??下はパーツ取りのもの。実際ツメの形状が違いますが、折れている訳ではないです。

少し隙間があったので、修正しましたが掛からないですね。

爪を交換してグリスアップです。

グリスはこれです。

長期間の潤滑と防錆に。ギアなどに塗ると長期間潤滑をする事が可能。

ギア周りおよび、全体に使用しています。シマノDG01も摺動部へ添付しております。

作業完了です。逆回転は解消しました。

オーバーホール2台目

2台目ですが、欠損パーツが御座います。巻き自体はスムーズですが、外観はダメージが強いです。ハンドルもガタが大きいですね。

分解していきます。

ボディ内部は1台目より比較的綺麗です。

汚れもそこまで汚れていないです。

錆はありますね。元々パーツ取り用のリールなんでしょうか。パーツ取りの方が内部の状態が良くなってしまったような感じですね。

研磨しました。

チューニング内容は1台目と同じです。

ブラスブッシュやオイルで仕上げるポイントは主にNEMEAで仕上げております。

BORED METHOD DIVISIONオイル製品中で中粘度長寿命低摩擦オイルをコンセプトとするNEMEAオイル。 既存製品のCHIMERAオイルで想定したコンセプトを継承し、更に海水にも完全対応した防錆性と高負荷にも耐える摩耗性を強化しながらもヌル付きやベト付きを極力排除したサッパリとしたフィーリングにより、機構や摺動を伴う動きを損なわず油膜の「耐久性」を重視したオイルとなります。

スプール軸等は一部粘度の低いものも使用しております。

スプールキャップと固定ボルトが付いていないので、こちらを取り付けて作業完了です。

ハンドルはしっかり止まるまで締め込んでいます。ハンドル側の穴が大きく広がっているので、固く締める方法出ないとガタツキが取れないです。

2台無事に使えるようになったと思います。

ありがとうございました。

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