12アルテグラC2000HGSのOH、改造依頼です。

13ソアレからベールを移植しワンピースベール化、ドライブギアとピニオンギアを上位機種の12カーディフからとります。

オーバーホール
スペアスプール1つありです。

洗浄します。

グリスアップです。
ベールを交換、アーム固定軸は18ステラのものを流用します。

ラインローラーはすでに2BB化されていました。

ラインローラーにはBALBOAを添付します。

ハンドルノブはLIGHTDUTYです。
2015年10月のマイナーチェンジにより配合している添加剤を見直し、当社KRAKENやGOLYATよりも極圧性と減摩性を向上させ、
低粘度ながらも耐久性を併せ持つ性能となっています。
回転チェックしたところ、ローター振れがありました。ローターバランスをとるためにステンレスの固定ボルトから18ステラのアルマイト製のものに変更しました。

ボディ内部です。

ばらしていきます。

洗浄します。

汚れていますね。

ベアリングは使用感が出ていました。負荷をかけるとふらつきとざらつきを感じます。

4点交換します。
ギア交換ですね。

グリスアップです。

ウォームシャフトはBOREDのTHETA。
ALPHAよりもワンランク、DELTAよりもツーランク粘度をダウンさせ、グリスの粘度を示すちょう度は0号となり、汎用では低粘度なグリスとなります。
ドライブギアはアブガルシアのリールグリスを添付します。
ギア鳴りが酷く出てしまうので、ドライブギアのみ交換してみたところ、ノイズが消え巻き感も軽く滑らかになりました。
そのためピニオンギアは交換なしです。
最後にドライブギアのシム調整です。
0.05mm、0.03mmのシムが歪んでしまっているので交換します。

0.05mmを入れてテスト。
もう少しですね。0.01mm追加。

決まりました。
交換したパーツです。

作業完了しました。

通常はギア2点、ないし3点交換しますが、ドライブギアのみが一番フィーリングが良くなりました。
ありがとうございました。
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