23タトゥーラに引き続き20ルビアスFC LT2000Sのオーバーホールです。購入から3年ほどたった個体とのことです。

オーバーホール
分解しますが、あまり使用感がありません。

洗浄前はドラグワッシャーは青っぽくなっていました。

洗浄してBOREDのOMEGAを添付。
初めて見た色だったので、社外製のドラググリスかもしれません。
ラインローラーを分解。

ロック剤が固いので、外せる状態になりました。
洗浄してBOREDのLIGHT DUTYを添付します。
こちらの個体もハンドルノブのベアリングがざらざらです。

シムを追加します。

0.05mmのシムを追加。

マグシールドレス化します。

ボディ内部です。

グリスはしっかり残っていますが、少し固まっているのと、一部オイルで流れている状態ですね。

こちらもオシレーティングギアのグリスが少ないようです。

メインシャフト周りのグリスが多いです。

洗浄します。

マグシールドレス化の際にマグオイルを除去したのでその色がついています。

ドライブギアはBOREDのOMEGAを中心に、

ALPHAを添付します。(写真のグリスは若干多すぎました。)
オシレーティングギアはOMEGAですね。

ベアリングはオイルチューンです。LIGHT DUTYを中心に、ドライブギア左右はNEMEAを少し入れてます。
何度か組みましたが、ケミカルバランスがいまいち。そのため、ピニオンギアのグリスはあまり残らないように、分解してから少しふき取っています。

ワンウェイクラッチのオイルが難しいですね。
BOREDのCHIMERAで組んでもシュルシュルとノイズがあるので、NEMEAで組むと若干ノイズが軽くなるものの、巻き感はわずかに重くなりますね。

この個体はワンウェイクラッチのノイズが出ていますが、ワンウェイそのものの不良ではなさそうです。

元々少しメインシャフトとワンウェイのバランスがずれていたのかもしれません。
ウェーブワッシャーのテンションもちょうどよく、比較的ライトでスムーズに組めたのですが、若干のざらつきがあります。
NEMEAだと粘性が高いのですが、ワンウェイクラッチの異音が解消しました。
ありがとうございました。

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