20ツインパワーC2000Sのチューニング依頼です。
ご自身でチューニングしてみて巻きが重くなったということでご依頼です。
巻き重りの原因
ボディ内部ですが、メインシャフトにグリスが付着しています。
粘度が高いグリスなので、相当な抵抗になっています。
写真では分かりにくいですが。
あとはシムが少しきついんですね。
ここのシムが脱落しています。
特にないからと言って問題になることはなさそうです。
ベアリングのグリスも多めです。
洗浄しました。
チューニング
ブッシュをベアリングに交換します。
シムを減らして組みます。
0.32mm→0.27mm
0.23mm→0.16mm
0.42mm→0.38mmへ変更します。
組みます。
グリスも多くなり過ぎないように注意です。
組みましたが、少しカタカタなります。
ピニオン上部にシムを追加します。
0.02mm分。
ドライブギアのシムも調整します。
0.21mmで入っていましたが、0.18mmで仕上げます。
ピニオンギアのガタが出ました。
0.01mmのシムを入れます。
まだ緩いですね。
ドライブギアにシムを追加します。
0.01mmです。
ピニオンギアのシムは0.4mmで落ち着きました。
フィーリングはいいですが、もう少しガタを取りたいですね。
最終的には、ドライブギアは0.20mmで落ち着きました。
最後にラインローラーのグリスを少しふき取ります。
若干まわりが良くなると思います。
作業完了です。
0.01mm単位で調整しましたが、ちょうどで仕上げるか、緩めで仕上げるかで好みが分かれますね。
ちょうど(きつめ)にしておきました。
ありがとうございました!
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