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チューニング依頼 22ステラ2500S ハイパーチューン

チューニング依頼
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22ステラ2500Sのハイパフォーマンスチューンです。初めての22ステラのご依頼です。

ハンドルガタが気になるということでご依頼頂きました。

ハンドルガタがかなりあります。

ハイパフォーマンスチューン

内容は以下です。

1.ウォームシャフト下の曲げ座金を平座金へ置換

2.ピニオンギア下の曲げ座金を平座金へ置換

3.ドライブギアのクリアランス調整

4.ケミカル最適化

では、分解していきます。

スクリューキャップが取れないです。

通常取ることがほぼないと思いますが、取れた方が作業がスムーズなので、あまり固く締めないようにしていただけると助かります。

ボディを開きます。

グリスが多い訳でもないですね。

中間ギアも適量ですね。

洗浄します。

ハンドル、ローターはそのままでよさそうです。

1.ウォームシャフト下の曲げ座金を平座金へ置換

ここは18ステラと同じ調整方法ですね。

サイズは0.38mm。

2.ピニオンギア下の曲げ座金を平座金へ置換

ピニオンギア下の曲げ座金を座金に置換します。

ピニオンギアベアリング下の調整シムが入っていますが、これは不要ですね。なくてもツラがあっているので抜きます。

初めは0.40mmでテストしましたが、ガタがありますので、0.42mmで決まりました。ドライブギアとの調整で、何度か実際は0.43mm、0.41mmで悩むところです。

今回はローターガタが大きいので、ここを詰めるだけでかなりフィーリングが変わります。

3.ドライブギアのクリアランス調整

18ステラと同じように調整できないポイントですね。

Oリングがあるので、ハンドルを左右に動かして馴らしてから巻き始めないとギア間が甘かったりきつかったりします。

実際は0.20mmの所、0.01mmを2枚追加しました。0.03mmだとザラツキが出てしまいます。

4.ケミカル最適化

ケミカルバランスが難しいですね。

ギア波面が広くなったので、全体にグリスアップするとあふれてしまいます。

中間ギアも低粘度の方がいいのかもしれませんが耐久性の面で心配ですし、かといって粘性の高いグリスだと巻き重り感がでて、ノイズが発生しました。

最終的には中間ギアはシマノ純正グリスを少量、ドライブギアはBOREDのTHETAを薄く仕上げました。

ALPHAよりもワンランク、DELTAよりもツーランク粘度をダウンさせ、グリスの粘度を示すちょう度は0号となり、汎用では低粘度なグリスとなります。

巻き慣らしてから一度開けてグリスが流れていないかテストしました。

作業完了

基本的には、18ステラとほぼ同じ内容です。

中間ギアのシム調整が無くなったこと、ウォームシャフトがスローなので調整がしやすくなったこと等、良い点もあります。

おそらくハンドルガタを取るため、静音性の為にOリングを入れていると思いますが、調整がしづらくなっています。

巻き心地が変わることはほとんどないと思いますが、ベアリングはOリングなしでもいいかもしれませんね。

自分が所有している22ステラは、すでにOリングなしに変更しています。

ありがとうございました。

番外編(ローターネジの外し方)

今回はローターをばらす必要が無かったので、そのままでしたが、これネジ穴が無いんですよね。

裏側の穴が開いていて、ここに六角レンチが入ります。

1.5mmサイズです。

100円均一のもので十分機能しますね。

ご参考になれば幸いです。

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