カスタムレポート 17ツインパワーXD 4000XG オーバーホール カタカタ鳴る原因

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17ツインパワーXD 4000XGをお預かりしました。

いわゆるクロスギアのコツコツの異音からくるギアノイズの対処ですが、シマノさんにだしても中々治らなかったとのこと。

ご自身で調整したみて、異音が改善しないので、ご依頼頂きました。

原因の特定

Xプロテクトとローターが無印ツインパワーとの違い。

撥水処理していますので、一応触らない様にしておきました。

このパーツも同様ですね。

ここから下はほぼツインパワーですが、内ゲリアタリの位置が逆で、16ヴァンキッシュと同じ構造です。ローターが16ヴァンキッシュと同じなので当たり前と言えばそうですが。

ボディ内部も綺麗でした。

このパーツかなと予想して入れ替えてみましたが。

摺動子付近でもなさそうで。

ベアリングの問題かとも思いましたが、そうでもないようです。

全バラシから洗浄します。

ボディも歪みなどは確認できません。

メインシャフト。

右側が今回依頼の17ツインパワーXD4000XGです。左側は15ツインパワー3000HGMです。

素材の違い(番手で素材がアルミからステンに変わるようです。)はありますが、構造やパーツ問題はないので、入れ替えてみても異音が解消しない。

摺動子の問題でもなさそう。

ボディの問題を疑ってみて、15ツインパワーと17ツインパワーXDの中身をごっそり入れ替えてみましたが。

やっぱりボディは問題なし。

以下は中身が17ツインパワーXDで、ボディは問題のない15ツインパワーですが。

やはり異音がします。

以下は中身が15ツインパワーで、ボディは17ツインパワーXDですが。

異音がしません。

たぶん、ボディは問題ないでしょう。

結局入れ替えてみて。

ウォームシャフトも影響がなく。

4000XGと3000HGMだと摺動運動の幅が違います。

3.5回転と2.5回転なので、巻き上げる回転数も違います。

中間ギアS、ウォームシャフトギアもたぶん大丈夫です。

中間ギアL、ピニオンギア、ドライブギアの3点はギア比が異なる為、検証できずでした。

問題は、恐らくギア3点か、メインシャフトとの組み合わせの問題だろうということで、中古でギアを取り寄せます。

オーバーホール

ギアが届くまで以下オーバーホール実施しました。

ハンドル

ハンドルノブは純正では無いようです。

洗浄とグリス、オイルアップします。

状態はいいんですが。

このタイプのハンドルノブには、一点パーツが必要です。

19ヴァンキッシュ4000XGのパーツ展開図ですが、ノブ固定軸パイプ 18STL2500 NコテイジクP(300円)と言うパーツがいるんですが、まあ、なくても恐らく問題はないと思います。

ローター組

ローターを全バラシ。

なにげに汚れていました。

なお、ラインローラーはグリスが撥水グリスのようで、状態も良かった為落とさずに再利用しています。

その他の部位は洗浄とグリスアップ済み。

スプール

カーボンクロスワッシャーです。

ターゲットが大きくなるとドラグをロックして使うことを想定しているんでしょうね。かなりドラグが強く効きます。

カーボンの汚れが少しありました。

ドラググリスで仕上げます。

ローラークラッチ

ローラークラッチ内部を分解洗浄。

14ステラと同様の構造ですが、最終的には防水性能向上でここまでパーツ点数が多くなりました。

バラしやすさや組み方は同じなんですけどね。

ローターカラー等撥水処理されている箇所は、洗浄せずに組み上げます。

後はギアが届けば、入れ替えて直るかどうか検証です。

ギア交換(2020/4/29追記)

中古で入手したドライブギアとピニオンギアが届いたので交換しました。

結論から申しますと、ギアの状態があまり良くなく少しゴロゴロとゴロツキがあります。

さて、原因特定が非常に難しい状態です・・・。

修理不能で返却(2020/5/1追記)

結局、修理途中で中断。

現状復帰(シム調整済)して、送料のみご負担いただくことで返却となりました。

なお、シムの調整等で元々のギアでも異音は低減し、実釣使用は出来る範囲ですが、ツインパワーXDの特性からかなり違和感がある状態。原因としては、シム調整をされた際に、ボディやパーツ類に負荷が掛かり、不具合がいくつか出ていることが考えれます。

仮に修理するとなると、ギア類の全交換してみて~等の対応に・・・。ボディ内部が変形している場合、ボディそのものがダメである可能性もありますが、おそらく内部ギアの交換で落ち着く所では・・・。

目安としては、

1段階目として、・・・ピニオンギア、ドライブギア、中間ギアL 交換

次に、・・・ウォームシャフト、メインシャフト、ウォームシャフトピン交換 or ベアリング交換

シム調整と組み上げ調整したことで、使用に応じてアタリが取れるという表現がありますが、元々あったギアが、ある程度馴染んでくると思います。

異音そのものの原因

ドライブギア、ピニオンギアによるものだと思われますが、元々の違和感は、ウォームシャフトとウォームシャフトピンの不具合、クリアランスの調整、負荷のかかり具合によるものだと思われます。

こちらでもウォームシャフトピンを別のものと変えて試してみましたが、ノイズが良化するものの、違和感の根本原因ではなかった為、こちらも元に戻しております。

シマノのオーバーホールでも一式交換対象となるパーツ類で、ある程度改善すると思いますが、ボディとの馴染み具合がどうなるかという点が、交換してみないと分からない点ではあります。

まだまだ勉強不足です。この度は誠に申し訳御座いませんでした。

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