20ツインパワー 4000MHG 改造&インプレ(3) 15ツインパワー3000HGMとの構造比較!~ボディ全分解(後編)~

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ギアとその構造について

ではドライブギアとピニオンギアの比較です。

ちょうど予備でギアがいくつかあるので並べてみました。

左から、

15ツインパワー3000HGM、17ツインパワーXD4000XG、20ツインパワー4000MHG、14ステラ4000XGの4種類です。

ドライブギアの歯数とピニオンギアの歯数とのギア比ですが、以下の通りとなります。

15ツインパワー3000HGM ・・・ 6枚に対し35枚 1:5.8
17ツインパワーXD4000XG ・・・ 6枚に対し37枚 1:6.2
20ツインパワー4000MHG ・・・ 6枚に対し35枚 1:5.8
14ステラ4000XG ・・・ 5枚に対し31枚 1:6.2

ドライブギア単体で見ると、15ツインパワー3000HGMのギア比5.8と20ツインパワー4000MHGはそれぞれ計上と歯数が一致するので流用可能です。

14ステラ4000XGのドライブギア(31枚)ですが、17ツインパワー4000XG、20ツインパワー4000XGとは歯数が37枚となる為、流用不可のようです。

一方、ピニオンギアですが、

対比としては、15ツインパワー3000HGMは番手が特殊なので除いたとして、17ツインパワーXD4000XG、20ツインパワー4000MHG、14ステラ4000XGを見ると。

14ステラと20ツインパワーが同一の長さに。

左側が20ツインパワーで、右側が14ステラ。

全体の長さが同じで、下部ベアリングが入る所に、Sダイレクトギアと呼ばれるパッキンをシムを加えれば、形状が同一になります。

しかし、ピニオンギアの歯数が5枚に対し、6枚の為そのまま組み換えは不可能。

4000番台のドライブギアと一緒に変えても、中間ギアLが合わず、14ステラの中間ギアは流用出来ない為、14ステラのギアを流用することは不可能。

細かい開発による、絶妙なパーツ構成と配置ですね。

後編まとめ

色々とみていきましたが、

今回の20ツインパワーは、やはり15ツインパワーとはコンセプトが別物と考えた方がよさそうです。

個人的には不満はないですが、今後ステラの独自性が強くなる内容でした。。

20ツインパワーや19ヴァンキッシュのパーツを19ストラディックに流用出来ちゃうので、それ自体はいいのですが、中間層のスペックがより小刻みになるので、中級機については選ぶポイントがわかりづらくなりました。

20ツインパワーはカスタムできる余地もほぼなさそうな仕上がり ではありますが・・・。

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次回金属ローターの分解による比較と検証、20ツインパワーのウォームシャフトベアリング追加カスタムを紹介します。

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