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20ツインパワー 4000MHG 改造&インプレ(4) 金属ローターの考察&2BB追加してみるも・・・??

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こんにちは、ともにぃです。

前回は、15ツインパワーと対比させてボディ内部を見ていきました。

今回は、

20ツインパワーの金属ローターについての考察と、いわゆるベアリングカスタムですが、ベアリングの追加やカスタムが出来るポイントがあまり無いんですよね。

あまり無いんですが、とりあえず定番のカスタマイズをやってみました!

ウォームシャフト2BB追加

ステラ仕様という言葉が合っているかどうかは分かりませんが、巻き感度が向上するカスタムの一つですね。

下の写真の通り、ウォームシャフト上下のカラーをベアリングに交換するだけ。

用意するのは、この二つです。

ウォームシャフト上部がこちら。

ウォームシャフト下部はこちらです。

単に入れ替えるだけですね。

クリアランスの調整が必要になりますが、追加するシムはラインローラー等に入れるタイプでOKです。

これを元々シムが入っている所に追加するだけ。

組み上げたときにメインシャフトを上下させてみるとクリアランスがあるのがわかります。ウォームシャフトとピンの構造上、1mm前後は動きますが、この振れ幅を取るために調整するシムです。

以上で終了・・・。

正直、あまり変わらないというか、わからないです。カスタムが終わってしまったので、グリスアップします。

グリス&オイルアップ

まずは組み上げる際にドライブギアをグリスアップ。

あえて既存のグリスは除去せずIOSギアグリスを追加。

粘度高めです!優れた潤滑性、クラス最高水準の対荷重性、ソルトでも安心して使える優れた防水性能、100%化学合成ならではの極寒から真夏の炎天下、そして風雨にさらされ続けるリールの心臓部とも言えるメインギアを守る、ハイスペック・ギアグリスです。

なお、ベアリングにグリスがべっとりなのでオイルで粘度を調整。

オイルを注油したのでフィーリングが若干軽くなり、ヌルヌルした感じから少しサラサラに。

メインシャフトにもオイルを注油。

続いて本題の金属ローターの分解です!!

金属ローター分解

ローターナットを外して。

徹底的にばらしてみます。

総重量60.3g

はい、バラバラです。

パーツ点数も結構多いです。

個別に見ていきます!!

ラインローラー

ラインローラーは一体型で変わらないんですが、中の構造が変わっています。

座金が無くなり、ラインローラーベアリングカラーで挟み込む形に。

特殊撥水グリス(DG18)をたっぷり塗っているので、水の侵入はかなり抑えられるようになっているみたいです。

でも、回転はいまいち。。。

とりあえず、10ステラの2BB仕様にしますかね?

ローターツバ、リテーナー

ローターツバが結構大きくなっています。

ラインがメインシャフトに巻き付かない様になっています。

リテーナーとローターツバを止めているネジの長さが違うので注意ですね。

リテーナーの方が長いです。

ローターツバの自重は、

4.7gです。

ローター、アームカムバネカバー、ベール取付カバー

ローターがむき出しに。

ローターは金属製です。

ローター単体の自重は、

33.5gです。

それから、・・・ベールを外すには先にサイドのカバーを外す必要があります。

ベール取付カバーです。

こちらは、ベール取付カバー(B)という黒いパーツがポロリと取れます。

自重は3.0gです。

そしてアームカムバネカバーです。

こちらはネジを取るだけ。

自重は2.7gです。

ベール部

カバーが取れたら、ベールをマイナスドライバーで外します。

こんな感じですね。

ベール取付部がこちら。

ここの内部は、内ゲリレバーと呼ばれるベールを返した時、勝手にスプールが回転するのを抑制するパーツです。

ちなみにベール取付部、金属製です。

アルミですかね??おそらくステンではなさそう。

このパーツが金属製であることで、実は感度に大きな影響を与えています。

一方、アームカム部はこちら。

音出しバネとピンの2点のみ。

アームカムは樹脂製のようで、

金属ではありませんでした。

自重は1.8g

先ほどラインローラーの中身を見ましたが、構成は以下の通り。

ワンピースベールの素材はステンレス製。

ワンピースベール単体の自重は、

8.9gです。

つづいて組上のポイントだけ、少し説明します。

ローター組み上げ

まず、カバーを付けずに先にベール取付部から付けましょう。

内ゲリレバーとアームバネ周辺パーツを組んでから。

上記写真には、・・・取り付けカバー(B)

これですね。

既についている写真でしたが、先にベールをマイナスドライバーで組んでからでも付けられます。

それから、反対のアームカム側ですが・・・、

ベールを少し回して上部に開けておき(わかりづらい表現ですが、写真のように出来ます。)、

音出しピンとバネをセッティングしてマイナスネジを固定で終了。

最後にカバーを付けます。

終了です。

金属ローターの最大のポイント

金属製で剛性感がUPとか言いますが。

個人的には、ここですね。

ベール取付部とローターが金属製であることで、感度が非常に高くなること。

ロッドに組むと分かりますが、ベールを戻した時、手元に来る振動が樹脂製ローターとは大違いです。また、リールフットが金属である理由も感度に良い影響をもたらしています。

おそらくアームカムも金属製だったらもっと感度は上がると思いますが、たしかステラも樹脂製??なので。

次に、感度以外のポイントとして、

金属ローターはパーツの消耗が抑えられるので、実釣による剛性UPに加えて劣化スピードが抑えられて長く使える点が良いですね。

フルメタルボディに求めるものとは?

個人的には重いフルメタルボディが良かったんですが、それは、巻き感に由来した希望でして・・・

完全に個人的な解釈ですが、

フルメタルボディのメリットは巻き心地感度だと思っています。

その為、ボディが半プラになったことで剛性感が損なわれたかと言うとそうでもないと思っています。

実際に、長期間の利用で不具合が出やすい箇所として、ボディパーツが悪くなるケースはほとんどないように感じますね。

通常利用におけるリールの不具合の出方として多いのは、

巻き心地に影響するドライブギア、ピニオンギアは摩耗による劣化。

後はベアリングの劣化や摩耗によるざらつきです。

パーツがきつめに調整されているとギアの摩耗が激しかったり、クリアランスが緩すぎるとガタつきでギアが摩耗するという原因に。

強度不安??

正直、

ギアがやられる程のサイズのターゲットを掛けてやり取りするケースなんて、いわゆる汎用リールではそんなにないのでは??

特に4000番台までのクラスだと、相当大きなターゲットでもランカーシーバスとかが中心なのでは???

ソルトでオフショアで使用する場合は、さすがにヒラマサキャスティングとかだと心配ですが、普通はSW6000番以上を使うでしょうし・・・。

結論、従来モデルから過剰なボディ剛性感を除去したともいえる訳ですね。

そして、このリール、そんなに壊れないと思っています。(断言したら怒られそうですが・・・)

心配な点は、やっぱりギアの摩耗やベアリングの劣化。そしてその不具合が生まれる差については、メンテナンスの頻度が一番影響するでしょう。

最高峰のステラでさえ、1年位がっつり使うと巻き感が劣化しますから。

まとめ

やっぱり、この価格で金属ローターは魅力的ですね。

色々と書きましたが、このリール、まだ使ってないので使ってみてから感想を書きたいと思います。

2020/6/13追記

2度程キャストしてきました。

まだ掛けていないですが、ローターの巻き重りもなく扱いやすいリールです。LSJのロッドに合わせましたが、少し軽すぎる位です。

ロッドが若干重めなので、実際には40g前後のジグでLSJとかピッタリだと思います。ハンドルは4000XGや5000XGの方が長いので扱いやすいと思いますが、実用性の高さだと4000MHGは優秀ですね。シーバスタックルに合わせても問題ないくらいの持ち重りなので。

ローターナットベアリングを市販のもので搭載できないか、検証してみました。

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