18ステラをベースとした機種でローターナットにベアリングが入っていないのは、19ストラディックと20ツインパワーの2機種です。
ここにベアリングを入れたいなと言う声も多いのですが、ステラからパーツを取ると2,000円~3,000円位のコストが掛かります。
そこで今回、20ツインパワー4000MHGに上位機種のステラのパーツではなく、汎用のベアリングが追加出来るか検証してみました。
ローターナットベアリングの追加は可能か
結論から書きますが、4000番は追加できませんでした。
以下で順に詳しく紹介していきます。
ローターナットの形状
ふとローターナットにベアリングを入れてみた所。

6*10*3ですが、綺麗に入るんですね。
外径が10mmであることがわかります。
ローターナットの形状は、以下のワッシャーが入りますので、内側で段差があることがわかります。

このワッシャーは外径9mm厚みが1mmで、その上に先ほどのベアリングを乗せるとぴったりはまるんです。

この時点で内部の深さは4mmであることがわかります。

内部の形状は以下です。

内径の合うシムワッシャーとベアリングがあれば、ローターナットベアリング化が可能に。
パーツ発注
そこで注文しました。

ベアリングは4*10*3のオープンタイプ。(サイズが特殊でオープンサイズが無かったんですよね。)
ワッシャーは、以下を発注。
上からかぶせる・・・4*10*0.5
ナットの底に合わせる・・・4*9*0.5
交換手順
オイルチューンにして。

分解手順も写真に収めました。(交換できる気マンマンで・・・笑)
内径をきちんと図っていない理由は、19ストラディック1000Sも同じくカスタム予定で、ドラグノブの径が同じなので、きちんと採寸せずに・・・・。
完全に勇み足でした。
スプールを外して。

調整ワッシャーを外し。

0.89mmの六角レンチでイモネジを取り。


スプール受けが取れました。

リテーナを取ります。

ナットが出てきました!

逆ネジ注意です。

これを交換。

ピンセットでピンを外し。

後ろからローターナットのパーツを押し出します。

結構しっかりハマっています!
コレが内部に入っています。

ゴムシーリングされていて、内径はメインシャフトにぴったり。
これ、このままでもいいんじゃないかと個人的に思う反面、カスタム熱によってミスを犯すわけです。

ワッシャー小を底にいれます。

ベアリングを入れます。

ワッシャー大をかぶせます。

ピッタリです。
素晴らしい。
交換の内部パーツあり。

内部パーツなし。

変わらないでしょ。
干渉しないんです。
メインシャフトに通すと、・・・・

ん、むうぅ、・・・・・。
途中で引っかかってしまう。
高さは大丈夫なのに。
ベアリングが入らない原因
4000番のメインシャフトですが、途中から段差があり直径4mmから4.5mmに太くなるんです。
完全にやられました・・・。
というより、
そもそもピニオンギアのサイズが違う時点でメインシャフトの太さが違うことくらい気付くべきでした。
まとめ
4000番の場合、汎用ベアリングを入れる為には、内径4.5mm、外径100mmのベアリングがあればカスタムは可能に。(内径注意です!)
しかし、探せど見つけることが出来ませんでした。
つまり、汎用ベアリングでのローターナットベアリング化は出来ないということですね。
誰か内径が4.5mのベアリングを見つけたら教えてください!!!
なお、19ストラディック1000Sも改造しましたが、こっちは無事に成功しました!!!以下でレポートしています。

まだ未検証ですが、恐らく20ツインパワーの1000番、2500番も19ストラディックと同じカスタムが出来ると思われます。
ご自身でされる場合は自己責任でお願いします!!
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