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【ドライブギアに添付するグリスの検証】ドラググリス ACE-0(DG01)でリトリーブフィールは改善するか?

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スピニングリールのゴロゴロした、原因の大半がドライブギア、ピニオンギアの摩耗によるものが多いですが、このゴロツキの解消の為にどのようなメンテナンスが有効なのか。ドライブギアには、ギアグリスを添付しますが、その理由はどちらかというとギアのゴロツキを改善するということよりも、ギアの保護と潤滑剤としての役割が中心となります。

そこで、今回はギアの保護の為ではなく、リトリーブフィールを改善させるために、ドライブギアにドラグ専用グリスのACE-0(DG01)が使えるのか、検証してみました。

普段使用するグリスは?

普段使用するグリスについて、基本的にはシマノ純正のグリス2種類を使っています。

ソルトグリス(DG13)

ドライブギアにはシマノのDG13を主に使っています。

DG13は、ソルトスピニング用のギア専用グリスで、投げリール・SW系スピニングリールのギア用という位置付け。

DG13は、(内容量30gで料金が1,050円(税抜)とコスパの良いグリスでいろんな箇所に使いやすいですが。)粘度というか調度が高すぎるというか、硬いのにさらっとしていて、ねっとりとしていないので、リーリングによってドライブギアとピニオンギアの接触部からグリスが離れてしまうという状態になります。

汎用グリス SHIP-0(DG06)

そして、よく使う汎用グリスのDG06ですが、いわゆる『サービスグリス』と言われており、主に、汎用スピニングのギア・ウォームシャフト類、各種ハンドル部、各種ベアリングへの使用を推奨してます。

もちろんギア部にも使いますが、どちらかというとシール的な使用が多いですね。オイル切れが起きると問題があるような箇所や、ローター部等の摺動する箇所によく使用しています。

DG06は、粘度が低く、その上さらっとしていて、DG13同様使いやすいです。

グリスの質感について

で、このサラっとした質感が最近気になる訳で、ドラググリスを使ってみようと思ったわけです。

このドラググリスは調度自体の差はそれほどなさそうですが、素材そのものがまとわりつく性質があるのか、ドラグノブに添付しすぎるとドラグを回す際もかなりの抵抗がかかります。

その為、ドライブギアとピニオンギアの接地部に添付することで、ギア面もしっかりと密着することを期待して使用します。

ドラググリス ACE-0(DG01)

公式では、フェルト(汎用スピニング)のドラグワッシャ、両軸リールのカーボンワッシャ、スピニングリールのフリクションリング、ベールの摺動部等とギアへの使用は書かれてはいません。

恐らくウレア系のグリスだと思うので、樹脂やシール部に使用しても問題ないですし、不具合も無いと思います。

17セドナC3000HGで実験

この17セドナのドライブギアは、DG13を添付してから約3回位実釣した後の状態。歯面にはすでにグリスが残っていないのがわかります。

被膜はあるので通常使用は問題ないと思いますが、付着したDG13は除去せずにDG01を添付しています。

クリーム色したのがDG01ですね。

この17セドナは、メインシャフトを軽量タイプに変更しているので、ギアノイズを大きく拾ってしまう状態にあります。

このノイズがどこまで改善するかと期待しましたが、わずかにねっとりとしてリトリーブが重くなったのと、シーリング効果によりノイズが低減しただけのようでした。

使用感の変化を定期的にチェックします!

期待より効果はなさそうだと思いましたが、継続して使用することで、使用に伴う状態の変化をレポートしていきますね。

現状では、そこまで大きな変化は見られませんが、しっとりとしたリトリーブフィールになった点はプラスかもしれません。

使用後のギアや周辺パーツの劣化の状態についても確認して公開していこうと思います。

検証結果(2020/5/2追記)

約半年経過したのでボディ内部を開けてみて確認してみます。

巻き感はそれほど変わりませんでした。その点はOKですが。

ドライブギアとピニオンギアは・・・

ボディ・・・

洗浄したら、ちょっと黒い・・・

なんでかな??

IOSオイル&グリスでチューンし直したらやっぱり違いを感じられました。

結論として、使えないこともないですが、DG01は巻き重りが強く出ますね。一般的なギアグリスよりねっとりとまとわる感じ。

まあ、そういう設計なんで当たり前ですけど。

ギアが劣化してごとごと鳴っているだったら、アリかもしれませんがやっぱりドライブギアにはギアグリスを使用しましょう。

粘度高めです!優れた潤滑性、クラス最高水準の対荷重性、ソルトでも安心して使える優れた防水性能、100%化学合成ならではの極寒から真夏の炎天下、そして風雨にさらされ続けるリールの心臓部とも言えるメインギアを守る、ハイスペック・ギアグリスです。

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