15ツインパワーSWのオーバーホール依頼です。
6000PGからHGへギア比の変更。
ギア発注している為、ボディ以外のパーツをオーバーホールします。
ドラグノブ
15ツインパワーSWの6000番はドラグが異常に硬いとのこと。
初見ですが、原因はこれです。
ドラグノブの内部パッキンを除去。
防水の為ではなさそうなパーツです。
ゴムリング外径:20mmで線径:1.8mm(内径が16.5mm程度ですね)なので、外径20mmより小さくすれば軽くなりますが、それだと圧着させている意味があるのかどうかといった所です。
スプール
全バラシ。
通常はX-タフドラグをあまり開けないようですが
綺麗にしました。
グリスアップ(DG12)して
組み上げ完了です。
ローター・ラインローラー
ローターを取り外します。
ナットは19mmです。
めがねレンチで開けますが、このサイズになると公差が大きいのかナメるリスクが上がるので、布を当てて緩めるといいです。
なお、ローターの分解にはT-10、T-5、T-6と3種類のへクスローブが必要。
バラシ完了。
続けてラインローラーを洗浄します。
汚れが強く出ていたので、ラインローラーも磨きました。
洗浄完了です。
ベール組の際にシム調整しておきます。
0.1mmのシムを抜き0.2mmのシムを追加。アームカム側にはシムがありませんでしたが、少し隙間が出来ていたので、取り出したシムを入れるといい感じになりました。
ハンドル
最後にハンドル。
ベアリングには青さびのような汚れがありましたが、劣化はなく使えそうです。
すべてバラシてグリスアップ。
ベアリングもシマノのグリスを入れました。
オーバーホール(前編)完了
一旦終了です。
パーツが届き次第、ボディ内部を開けてギアの組み換えとオーバーホールをします。