19セルテートLT5000D-XHのオーバーホール依頼です。

水没したということです。
オーバーホール
スプールに水がのこっていますね。

ラインローラー部。

若干マグオイルが粘性が増し、枯れているような状態です。

洗浄します。

スプールはATDのままご希望なので、ワッシャーを手配しました。
ローラークラッチ周辺。

潮が固まっています。。
サイドプレートを外すと水が。

こっち側は大丈夫です。

ギアが少し黒く変色しているので、目視ではわかりませんが浸水していると思います。

オシレーティングギアのグリスが抜けてますね。

洗浄します。

オシレーティングギアに塩か、グリスが固着しています。

汚れです。色はマグオイルの色です。

研磨してバリを取り、表面を磨きます。

まだ使えそうですね。
グリスアップします。

組みましたが、ベアリングのシュルシュルノイズがございます。
ボディ4点交換します。

ピニオンギア上部のみ純正ベアリングで、その他は高耐食ベアリングを入れます。
再度組みます。

ローラークラッチ部にマグオイルを充填します。

ラインローラーのベアリングが1点回らないです。

ハンドルノブのベアリングは異音が大きく出ています。
ラインローラーはHRCBへ交換です。
ハンドルノブは高耐食ベアリングに交換します。

ハンドルノブのシム調整を行います。

0.15mm追加します。
ハンドルノブはグリッチオイルのロサ。

ラインローラーはパッシブを添付しております。
巻きフィールが完全にノイズレスにならないので、再度チェックです。
ピニオンギア上部のベアリングをもとに戻してみます。

劣化程度が浅いと思いましたが、負荷がかかるとやはり少しノイズはありますね。
グリス仕上げのベアリングですと各メーカーの純正が良いですね。
ローラークラッチを交換してみます。

形状が少し異なりますが、新品に交換してもそこまで変わりませんね。
再度組みなおし、センター出しして調整しました。

少しシャリ感がございますが、ギア周りによるものですね。
ギアが大きく劣化しているような印象はないので、オシレーティングギアとメインシャフトの交換でもう少しよくなると思いますが、どこまで費用をかけるかということになってきます。
ワッシャーが届き次第作業いたします。
ワッシャー交換(9/30)
ATDワッシャーが届きました。

交換します。

ワッシャーにグリスが添付された状態です。

単に入れ替えるだけ。

スペアスプールも交換します。

適正量添付されているので便利です。

作業完了しました。

ありがとうございました。

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