20スティーズAIRのドラグサウンドチューン依頼です。

合わせてOHも実施します。
目次
スプールピンを外す
ダイワのスプールピンですが、基本的にSLPのプーラーを使用したほうが安全です。

赤いパーツが外れる仕様なので慣れが必要です。
スプールベアリングを交換する際のマストアイテム。
スプールベアリング&ハンドルノブのチューニング
スプールベアリングとハンドルノブですが、完全洗浄して低粘度オイルで仕上げます。

洗浄します。

BALBOAを使用します。

BALBOAはBSLRオイルとHYDRAオイルを除く他のBORED METHODオイルと混合カスタム使用する事が可能です。
フィッシングリール、スケートボード、サイクルパーツなど、ミニチュアベアリング部及びメタルパーツ全般での使用をお勧めします。
なお、ハンドルノブは2点ざらつきが出ています。
汎用ベアリングに交換します。

こちらにもBALBOAを使用します。
シム調整ですが、ウェーブワッシャーをキャンセルしシムを抜きます。0.05mmのシムをそれぞれ追加しました。

クリアランスは0.15mmです。
ボディ分解と洗浄、ドラグサウンドチューン
ボディを開けます。

リールフット周りに汚れが蓄積していますね。

洗浄します。

全体の汚れです。

ピニオンギアのベアリングのみ交換します。

ドライブギア軸のベアリングは、BOREDのNEMEAで仕上げます。

プラギアはBOREDのOMEGAを添付。レベルワインド、ワンウェイクラッチはBOREDのCHIMERAを添付します。

ドラグパーツ組み込み
ドライブギアに張り付けて。

ドラグワッシャーはTHETAを添付します。

ギザギザワッシャーと張り付けたピンワッシャーの間にドラグワッシャーを入れます。

ドラグ板で押さえます。

グリスアップと仕上げ
ドライブギアのグリスは純正グリスを使用します。

元々フィーリングがよかったので、そこまで大きな変化はありませんが、スムーズな巻感でドラグ音が追加されました。
ハンドルノブやレベルワインドを低粘度オイルで仕上げています。ギアやレベルワインド、ワンウェイクラッチなどは比較的耐久性の高いケミカルを使用しています。

水性ガラスコーティングできれいに磨きあげて仕上がりとなります。
ありがとうございました。

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