前回の記事はこちらです。
メインシャフトのネジを外す
摺動子のネジが硬すぎる話をしましたが、購入した工具はこれ。
エンジニアのネジザウルスZ。
無事取れました。
このメインシャフトを流用します。
メインシャフト比較
上からC3000HG、16ストラディック2500HGS、3000HGMです。
ネジ穴から受け迄の長さ
C3000HG・・・57.62mm
ストラディックCI4+2500HGS・・・60.33mm(2.71mm長い!)
3000HGM・・・60.72mm(3.10mm長い!)
長さとしては、やはりストラディック2500HGSのものが良いです。
自重比較です。
C3000HG・・・2.7g
ストラディックCI4+2500HGS・・・2.8g
3000HGM・・・2.8g
ほぼ変わりません。自重による影響はないですね。
これを移植します。
交換パーツ到着
注文していたパーツが届いたので早速作業します。
15ツインパワー C3000HG 短縮コード:03370 121番 ピニオンギア
15ツインパワー C3000HG 短縮コード:03370 122番 ドライブギア組
ギア2点を交換。
それから20ツインパワーのドラグノブ。
20ツインパワーC3000MHG 短縮コード: 04141 1番 ドラグノブ組
パッキンが異なります。
パッキン以外の構造は同じです。
入れ替えると使えます。
14ステラパーツ移植
以下5点を交換です。
14ステラ C3000HG 短縮コード: 03446 74番 ウォームシャフトギア
14ステラ C3000HG 短縮コード: 03446 110番 摺動子ガイド(B)
14ステラ C3000HG 短縮コード: 03446 111番 中間ギア(S)
14ステラ C3000HG 短縮コード: 03446 113番 ウォームシャフト
14ステラ C3000HG 短縮コード: 03446 114番 摺動子ガイド
比較するとこの通り。
中間ギア(S)ウォームシャフトギアは真鍮製からジュラルミンに。歯の刻みは同じみたいです。摺動子ガイドもステンレス製からジュラルミン製に。
ウォームシャフトもステンレスからジュラルミンに。
14ステラの方が1回転多くなります。
加えてオシュレートがスローに気味になる訳ですね。
9.5gから
3.5gに。
内訳は以下です。
中間ギア 0.6g → 0.2g(マイナス 0.4g)
WSギア 1.8g → 0.6g(マイナス 1.2g)
Sガイド(A) 1.1g → 0.4g(マイナス 0.7g)
Sガイド(B) 1.1g → 0.5g(マイナス 0.6g)
Wシャフト 4.9g → 1.6g(マイナス 3.3g)
ウォームシャフトの自重がかなり軽くなります。
組み上げ
順番に組んでいきます。
ウォームシャフトをDG06、中間ギアはナノトリートメントオイルでチューニング。
ドライブギアはIOSギアグリス。
摺動子ガイドはIOS-PRO01を添付。
交換終了です。
問題点
思った通りかさ上げは出来ましたが、問題が1点。
スプールが干渉してしまう状態です。
0.25mmワッシャーを1枚入れてぎりぎり当たります。0.5mm入れれば問題ないんですが。
しかし、スプールで上部は、
約1mm程足りません・・・。
原因はローターの高さが低いことでした。
アームカムの長さが1mm以上長ければ、干渉せずに綺麗に巻き上げることが出来ますが、現状のままだと調整不能です。
あくまで方法論としては、スプールを削るか、ローターを削るしかないという状態・・・。
まとめ
いったんウォームシャフトとメインシャフトのみを元に戻しました。
申し訳御座いません。巻き感は非常に良くなったんですが、目的が果たせないままとなっております・・・。
2020/7/8追記
内部パーツ交換のオーバーホールでお返しすることでご了承いただきました。ご協力いただいたのに、仕上げることが出来ず申し訳御座いませんでした。
再度研究をしてから出直しです。何とか出来るかもしれないので!!
コメント