修理依頼 16セルテート 2506 ドラグノブ不具合調整とフルベアリング&マグシールドレス化

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修理&オーバーホール依頼です。

16セルテートです。

今回改めて作業の際に、マグシールド温存できないリスクを説明してご依頼頂きました。

マグシールド温存して作業できない訳ではないのですが、流通しているマグオイルの効果に関してどこまで信頼できるかわからない点と、組み戻すだけなら作業する必要のない個体もあると思います。

この辺の考えはかなり個人差があるので、どのように扱うべきか非常に難しいです。

マグシールドというものは悪いものではないのですが、

メンテナンスフリーという謳い文句(実際はそこまで言っていないですがそう思って購入する方がいるでしょうね。)ですが、実質はメーカーオーバーホール前提となってしまう訳ですから。

目次

16セルテートのドラグノブの分解方法

ダイワのドラグノブは分解しづらいですね。

手順を調べても出てこなかったので、リスクを負って分解しました。

・パッキンを外す。

→パッキンを外側に引っ張るとゴムが少し伸びて外せます。

・パーツの隙間が出来るので、マイナスドライバーを白色やじるしの所に差し込んでテコの原理を利用して引き上げる。

1のパーツと2のパーツの間に入れます。

赤い〇がツメになって掛かっていますので、それが外れると分解出来ます。

ネジ山修復

ドラグノブを締める際にナットの山があらぬ方向にいってしまったようなので、ネジ山を再度切ります。

復活したかな?

初めは堅かったのですが、メインシャフトの負荷がかからないようにゆっくり何度も慎重にねじ込むと反対側からはスムーズにいくようになりました。

正方向でも入ることを確認したので組み戻します。

戻すのは簡単ですね。この時パッキンを忘れないにします。

上からかぶせて押し込むとツメが噛んでくれます。

オーバーホール&カスタム

16セルテートを分解するには専用工具がいります。

スプール受けの内部にあるネジですね。

カーディナルのラインローラーや15イグジスト以降のATDドラグユニットの取り外しに便利なマルチツールの誕生です。
 

これで分解できます。

4BB化

先にスプールとハンドルを調整します。

内部を洗浄します。

ドラグ部は洗浄せずにATDを温存します。

スプール内部にベアリングを追加。

7*11*2.5サイズです。

入れ替えるだけ。スプールシャフトもBB化します。

ハンドルノブはシムを1枚追加して、4*7*2.5の2BB化です。

フルベアリング化完了です。

ローターの引き抜き

ここを慎重にしないとマグシールドが抜けますね。

ローターを引き抜くとインナーが一緒に抜けてしまいます。

この状態になってしまう訳です。

慎重に戻すと元通りです。

ただ、この状態で磁石による巻き抵抗があるんですよね。

単純に組付けしてセンター出ししてマグオイルを入れればいいだけなんですが、この調整がかなり煩雑なのに、メインシャフト、クラッチインナー内部はフリーなんです。

通常使用だと合った方がいいですが、水没すると結局ボディを開ける必要がある訳ですし。

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