22ステラ3000MHGのハイパフォーマンスチューン依頼です。

ご自身でチューニングしたところ、ギアを破損したそうで引っ掛かりが出てしまったとのことです。
シャラシャラ音が出ていますし、特定の場所で引っ掛かりもあります。ただギアの引っ掛かりではなさそうです。
目次
分解
確かにギアに欠けがあります。

グリスが少々多いのか、その原因でシャラシャラノイズが出ている可能性があります。

あとはOリング付のベアリングで軸がぶれてパーツがボディに干渉している可能性が考えられますね。

洗浄します。

ベアリングは2点交換済みのようです。

ピニオン上下ですね。
ドライブギアの右側を交換してテストします。

ギアのかけを写真に写してみます。

この場所だとあまり影響が出ないようにも感じます。

外側がわずかに欠けていますね。

ケミカルバランスが難しいです。

純正グリスDG06をウォームシャフトに添付、中間ギア周りはDG06に汎用のオイルで粘度を落とします。また中間ギアには0.05mmシムを追加してバネを外します。
ドライブギアはアブのリールルブを添付し、ドライブギアのシムを追加してテストします。

0.01mm追加してみましたが、不要ですね。テンションが掛かりすぎるので現状のままがいいと思います。
ピニオン下のシム調整します。
元々0.54mmで組まれていましたが、

0.55mmでちょうど良いフィーリングですかね。

微妙な所です。
ドライブギアのOリング付で試しましたが、ギアが固定されてしまってよりゴロ感が強く出てしまいます。

Oリングを抜いて。

シャラシャラ感はほぼなくなりました。

ギアノイズが残っているような感じもしますが微妙な所です。新品のギアを手配してテストしてみます。
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