新品の20ルビアスFC LT2000Sをフルチューニングしました。

定番のマグシールドレスチューンから、グリッチオイルから出たプレミアムマテリアルグリスを使用し、徹底的なオイル仕上げでフルグリッチオイルチューンを行いました。
この20ルビアスは先着1名のみONLINEショップで販売しています。

ご希望の方はお早目にどうぞ。
マグシールドレス化
マグシールドを抜きます。

作業内容は割愛します。マグネットも除去しているので、ウェーブワッシャーを入れてます。ワンウェイクラッチが動いてカチカチとなってしまうんですよね。
グリッチオイルチューン
オイルメインで仕上げるにはラインアップが幅広く、グリスが新しく加わったことで1ブランドでフルチューニングできるようになりました。
ベアリングはすべてオイル仕上げです。

ギア類もすべて洗浄します。

洗浄完了です。

使用ケミカルは以下です。

プレミアムマテリアルグリス
EVO-500
ロサ
タンブルウィード
パッシブ
※写真にはランバイクオイルが御座いますが、使いやすいものの抜けやすいので使用していません。

ドライブギアはプレミアムマテリアルグリス、オシレーティングギアはEVO-500とプレミアムマテリアルグリスを使用。
ドライブギア左右のベアリングにはロサを使用しています。
粘性が高いものの安定したノイズレスの性能があり、異常に使いやすいオイルですね。
ピニオンギア上下、タンブルウィード。
癖が無く使いやすいオイルです。
オシレーティングギア周りの摺動部はEVO-500を添付。
粘度が高く、グリスと同じような使用が出来ます。ギアにはプレミアムマテリアルグリスを追加しています。

(写真はEVO-500のみ添付の状態です。)
ラインローラー、メインシャフトはパッシブ。

粘度も低いのでもたつきがなく、スムースなライトな仕上がりに。
スピニングはメインギアへのオイル使用はケミカルの保持が難しく、グリッチオイルでのケミカル単体仕上げは難しかったのですが、このグリスのおかげで作業内容のバリエーションが増えました。
フルベアリング化
ステンレスベアリング3か所追加しています。
スプール受けのブッシュを、7*11*2.5のベアリングと交換します。

スプール内部にはメタルカラーが装着されていますが、6*10*2.5のベアリングを追加。

ハンドルノブは1か所のみベアリングなので、ブッシュをベアリングに交換します。シールドを外してオイル仕上げに。

ウェーブワッシャーを抜いて、0.08mm分シムを追加しました。
なお、使用オイルですが、ロサを添付しています。
チューニング完了
今回作業した20ルビアスですが、固体精度も特別良いものでもなく、悪くもない標準的な個体だと思います。

そして、どのリールにも言えることではありますが、ケミカルを軽くしていくとどうしてもノイズが気になります。
しかし、ケミカルバランスや異音が出やすいポイントもシム調整を行っていますので、ノイズを減らすことが出来、快適に使えると思います。

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