erengeworksでのチューニングメニューのハイパフォーマンスチューンの具体的な作業ポイントとその効果についてご紹介致します。
18ステラ1000SSSPGを元にしたハイパフォーマンスチューンです。
外観のチェック
中古で手に入れた18ステラ1000SSSPGです。

購入してから約1年ほど使用してきました。
実は、特有のザラツキが出ています。
元々の入手経緯はこちらの記事です。

この個体はすでにハイパーチューンで組んでいますので、ノーマルに戻す作業をしました。

計量
チューニングとは関係がないですが、18ステラを軽量します。ただの記録ですが、22ステラを分解する際の比較とします。
自重・・・166.07g

ボディ(ハンドル、スクリューキャップ抜)・・・146.49g

ハンドル・・・18.47g

スクリューキャップが1.16g

スプール・・・20.37g

ドラグノブ・・・6.75g

ボディ(ハンドル、スプール、ドラグノブ抜)・・・119.36g

曲げ座金から平シムへの置換
いきなり本題ですが、ハイパフォーマンスチューンのキモとなるのが、曲げ座金(ウェーブワッシャー)から平シムへの置換です。
平シムを入れる目的
平シムを入れることで、無駄なテンションが掛からず、適切なクリアランスが取れていることで抵抗感が少なく、巻き出しが軽く、軽快なリトリーブフィールになります。
曲げ座金を入れる理由と発生するノイズ
ピニオンギアを例にとります。
通常18ステラは曲げ座金のバネのようなテンションでガタツキを取っているんですが、その反面座金のバネのようなテンションがピニオンギアとベアリングの接地点でザラツキを拾います。
また、ハンドルをリトリーブする際にローターの回転のバランスが崩れることによってテンションが抜けるタイミングが出来てしまいガタつきを感じるんですね。
ハンドルを速く回したり、ゆっくり回したりすることでガタツキが感じる原因がこれです。
少し遊びがある為、慣性でローターが回転し続けることはなく、比較的ブレーキがかかってしまうんです。
ではなぜ、曲げ座金を入れるのか。
その答えは・・・組み立て・メンテナンスが容易だということ。
実際シマノさんから聞いた話ではないのですが、この時間がかからないというのが盲点で、
良い個体はほどほどの状態
で、
悪い個体はごまかしが効く
というそれぞれの品質を標準化する方法でもあった訳です。
それでは、内部を見ていきます。

20~30釣行は行っていると思います。

1年ほどですがあまりダメージもなく不具合もありません。ただ中間ギア付近のオイルが流れてしまっていますね。
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