22メタニウムシャローエディションXGが届きました。
開封
早速取り出していきます。
付属品は説明書とバンタムオイルのみ。
詳しい仕様や技術特性はシマノさんのHPを見てもらうとして、実際の中に使用されているパーツの確認を行っていければと思います。
実釣前に全分解をしますが、まずは計量を行います。
計量
167.44gです。
実はカスタム済でした。
レベルワインドのクロスギアに1つベアリングを追加した状態の自重です。作業前にとればよかったですね。
スプール自重は14.59gです。
PE0.8号を巻いた際の自重
0.8号のPEラインを150m巻いた所17.38gでした。
少し下糸を巻いた方がいいので、巻いた所、18.28gとなりました。
PE0.8号だと200mがちょうどいいかもしれませんね。
全バラシ(外周りパーツ)
では全バラシしていきます。
ハンドル
リテーナーを外します。
ナットを緩めます。
ヘッジホッグスタジオさんのトラストレンチで緩めます。
音だしパーツ。
スタードラグはCI4+製です。
一体形成です。
ハンドル周りですが、スタードラグ以外は以前から変わっていないですね。
ハンドルノブのキャップの形状も新しくなっています。
純正時点でベアリングが入っています。
サイドプレート
遠心ブレーキシステム、SVSインフィニティーのサイドプレートを外します。
ねじるように90°回転させて。
引っ張ると外れます。
スプールは抜けにくいようにベアリングにOリングがはまっています。
初めてだとスプールが抜けにくくて心配になるレベルですが、不意に落ちることが無いようしっかり保持されています。
落ちて破損するトラブルを回避する仕様です。
サイドプレート内のベアリングも同じくOリング付なので外しにくいですね。
ハンドルキャップリムーバーで引っ張りだします。
私は針金を加工してピンバイスに取り付けて使用しています。
ダイヤル調整
遠心ブレーキのダイヤルですが、1の状態です。
中央の金色のブレーキパイプがへっこんでいますが、以下が6のMAXだとせり出しています。
このパイプにスプール側のパーツが接触することでブレーキが掛かります。この辺の造りは16メタニウム等ともほとんど変わっていないですね。
スプールベアリング
普通は外す必要はないと思いますが、スプールピンを外していきます。
こちらもヘッジホッグスタジオ製のプーラーを使用。
ピンを取ると、以下の順になります。
このOリングのサイズは線径1mm、外径6.5mmですね。
バネでテンションをかけており、この2つの0リングでチャカ付き等のノイズが出にくい仕様になっています。
ベアリングのOリングを取るとスプールの着脱が容易になります。
全バラシ(ボディ内部)
続いてボディを開いていきます。
ネジを3点外します。
それぞれネジの長さが異なりますが、丸印の箇所で左から順です。
サイドプレートを外すとドライブギアが露出します。
ローラークラッチインナーをベアリングを抜きます。
メカニカルブレーキノブを外してベアリングを外します。
この辺のパーツの変化はありませんね。
銘版
16メタニウムMGLとの違いは銘版が着脱できるという点です。
ここはエンプラだと思いますので、18バンタムのものを取り寄せればメタル化出来るそうです。
ドライブギア
20メタニウムはブラスギアでしたが、22メタニウムシャローエディションはジュラルミン製です。
16メタニウムMGLと同じ素材ですが、マイクロモジュールギアのピッチが少し大きくなっています。
→耐久性が高くなっていると思います。
クラッチ周り
軽量化のポイントは以下ですね。
クラッチカム抑え板というパーツがありますが、
ポリプロピレン製??の棒でかぶれる形になっています。
またクラッチカムというパーツに付属するクラッチツメがネジ止め出来ることで一体形成になり金属製からポリプロピレン製になっています。
クラッチの駆動において、低摩擦と軽量化に貢献していると思います。
クラッチレバーの着脱ですが、リールフットとレベルワインドガイドの間から
ドライバーを入れてネジを1個だけ外せばOKです。
外れました。
前編まとめ
軽量化しているポイントとして、ドライブギアのジュラルミン化(20メタニウムはブラス製)とシャロースプールのスペックを確認できました。
PE0.8~1号前後の使用には非常に良さげな印象ですね。
後編ではハンドル軸、レベルワインドの分解は後編へ続きます。
カスタムポイントも紹介致します。