- 前回からかなり期間が空いてしまいましたが22メタニウムシャローエディションの改造をやります。
もくじ
22メタの改造の内容(全3回)
改造としては、以下を行っていきます。
1.レベルワインドのメタル化
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/06/IMG_7253.jpg)
今回はこちらの内容を紹介します。
2.ドラグサウンドチューン
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/06/IMG_7276.jpg)
3.グリッチオイルチューン
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/06/IMG_7245.jpg)
※実際は2→3→1の順番となってしまいました。
レベルワインドのメタル化
手配したのはヘッジホッグスタジオさんのレベルワインドパイプと18バンタムのウォームシャフトです。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/06/IMG_7244.jpg)
※上部写真ではベアリングサイズを間違えています。(写真では3*6*2.5ですが、実際使用するのは3*6*2です。)
交換に必要なのはこの3点セットです。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/07/IMG_7443.jpg)
カラーはガンメタを選択しました。
ヘッジホッグスタジオさんには3点一式で販売されていますので、これを購入いただくのが一番わかりやすいと思います。
18バンタムとありますが、20メタニウム、22メタニウムSDともこちらで大丈夫です。
それぞれ、ウォームシャフトピンやベアリングもばら売りもしていますので注意が必要です。自分はピンを流用しようとして組み込めませんでした・・・。
後で理由を記載します。
なお、レベルワインド回りのカスタムですが、
の3通りのカスタムがあります。
ベアリングのみ追加(1BBカスタム)
元々のパーツ、交換するパーツの自重を計測しました。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/07/IMG_7436.jpg)
暗くてよくわからない写真になってしまいました。
2.67gです。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/07/IMG_7428.jpg)
プラブッシュ、プラ製のウォームシャフト、プラ製のレベルワインドパイプ、3点がプラ素材で組まれています。
唯一ピンのみ金属製です。
単純にプラブッシュを4*7*2.5サイズのベアリングに交換するのみです。
ウォームシャフトのみ交換(ベアリング追加)
ウォームシャフトを18バンタムMGLの純正のものと交換します。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/07/IMG_7437.jpg)
3.66gとなります。
通販でのシマノの純正パーツの手配はこちらを参考にしてください。
※記事自体が古い内容なので、金額等の差が御座いますので、ご注意ください。
上記で紹介した通り、ブッシュをベアリングに交換します。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/07/IMG_7429.jpg)
サイズは7*4*2.5ですね。
なお、シムが3つ不要になります。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/06/IMG_7260.jpg)
シムを入れると厚みが出すぎてしまいます。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/06/IMG_7263.jpg)
これでレベルワインドパイプ以外は金属製になります。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/06/IMG_7258-e1656646495851.jpg)
レベルワインドALLメタル化(2BB追加)
レベルワインドパイプ、ウォームシャフト、ピンの3点を交換、合わせてベアリング2点追加します。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/07/IMG_7439.jpg)
4.70gです。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/07/IMG_7445.jpg)
ピンは純正のものを入れようとしましたが入らず・・・。
レベルワインドパイプのみは移植できないんですよね。
左側が純正で、右側が手配したものです。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/07/IMG_7433.jpg)
少し形状が異なります。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/07/IMG_7434.jpg)
純正のピンをうまくを削ってやると入る可能性はありますが、形状を合わせるのは結構大変です。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/07/IMG_7435.jpg)
角度を調整してやるだけで入りそうですが、今回は素直に専用設計されているピンに交換です。
作業内容
ベアリング追加の場合もそうですが、クラッチパーツはすべて外す必要はありませんが、ドライブギア軸まで外す必要があります。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/06/IMG_7249.jpg)
ここまで外して。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/06/IMG_7255.jpg)
パイプを交換してベアリングを入れます。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/06/IMG_7256.jpg)
この写真はまだウォームシャフトが純正の状態です。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/06/IMG_7257.jpg)
レベルワインドパイプ3点セットとベアリング1点追加の状態だと上記です。
18バンタムMGLのウォームシャフトのみを交換した状態。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/06/IMG_7284.jpg)
これが。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/06/IMG_7285.jpg)
こうなります。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/07/IMG_7442.jpg)
だいぶ印象が変わりますね。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/07/IMG_7450.jpg)
カラーリングもボディカラーに合わせてガンメタでいいと思います。
巻き感と仕上がり
レベルワインド回りをほぼフルチューンした状態です。
なお、レベルワインドキャップやガイドもアルマイト処理されたジュラルミン製に変更可能なので、もう少し印象を変えることが出来ます。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/07/IMG_7448.jpg)
かなりかっちりとしたフィーリングになります。
少しだけ重量UPしますが、ご自身で分解組み上げ等、メンテナンスが出来る方でしたら比較的簡単なので、やってみる価値はあると思います。
どうせなら、ウォームシャフト左右をベアリングした方がいいですよね。
次回はドラグサウンドチューンを紹介します。
ライン形状の検証(2022/8/13追記)
スプール幅が19mm→22mmになる影響を検証しました。
おおよそ0.8gのPEラインを140mを巻いた状態です。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/06/IMG_7877.jpg)
少しアーチ状になっています。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/06/IMG_7879.jpg)
こちらは釣行後の状態です。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/06/IMG_8182.jpg)
若干テーパーがきつくなったかもしれません。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/06/IMG_8185.jpg)
ラインテンションかかった状態で巻き取ると症状が緩和されますが、7gのテキサスリグでラインスラッグが出るレベルで実際は状態です。
キャストフィールはそれほど気にならないのと、ヒットの時にも特に干渉しているとか巻き上げにくいということはないですね。
ご参考になれば幸いです。
コメント
はじめまして。記事拝見させて頂きました。ベアリングを入れるのにキツくて苦労するプラのシャフトに比べて精度の高そうなメタル製ウォームシャフトへの交換、気になるところですが、22巾のバンタムのをMGL3の19ミリ巾のメタニウムにつけて糸巻き形状は大丈夫なのでしょうか。
カケヅカさんのレベルワインドパイプLVPIPE-18BTM、初期の物はベアリングが奥まで入らず苦労しました^^;3回購入したうち2回交換してもらいました。
コメントありがとうございます。
ウォームシャフトが4回転→4.5回転なので、やはりその分左右に振れますね。
フルに巻くとアーチ状になり両端が高くなりますね。
PE0.8号を140m位巻いていますが、テンションをかけて巻くと大丈夫ですが、
ラインスラッグが出やすいリグでキャストを繰り返すと形状が強くでます。
その為、釣行後にラインを整える必要があるかもしれません。
糸巻量を減らしてやればトラブルは回避できそうです。
また釣行後の写真も追加しておきます。
ご返信ありがとうございました。
やはり糸巻き形状に変化が出てしまうのですね。フロロを使うとライントラブルが起きそうなので私はやめておきます^^;部品価格も18バンタムのに比べて安いので摩耗や変形が気になったらこまめに交換するのも有りかもしれません。
MGL3スプールになった22バンタムのウォームシャフトも気になったのですが、価格を見ると20メタニウムと同じ部品で間違いないでしょうね。
フロロよりPEの方がトラブルが多くなると思いますがどうでしょうね。
記事と関係ない質問になりますが、ウォームシャフトは左右で共通なのでしょうか?
右巻きリールのシャフトを左に付けることは可能なのでしょうか?
パーツ価格表を確認すればわかりますよ。
実際の記載は以下です。
右モデル10EET、左モデル10EET。
同じものをつかっていますね。