前回からかなり空いてしまいましたが、20ストラディック5000XGのボディ内部を開けてみたのでご紹介します。
構造が違いすぎるので4000XGとは比較をすでにしていませんが・・・。
もくじ
ボディ内部を開けるまで
ボディガードをはずして。
プラスネジですね。20ストラディックはトルクスネジは使われていないのが特徴なんですかね?
フリクションリングも外します。
5点ネジが見えます。
長いのがフリクションリングに隠れているネジ。
黒いのが露出ネジで、短い2本がボディガードで隠れているネジです。
それではオープンですy
ボディ内部
おお・・。
さすが!
ごついボディですね。
ギアボックスは樹脂製ですがかなりゴツいです。
完全シーリングですね。
ボディのふち全面をゴムパッキンが覆っています。4000番とはけた違いの防水構造です。Xシールドは赤いゴムシーリングが目安のようです。
下はドライブギア左右のベアリングとパッキンです。
こちらはギアボックス側ですね。
ギアもごついですが、いわゆるSカム構造ですね。
オシュレートの調整がいまいちと言う声がありますが、どちらかと言うとコトコトとスプール上下のたびになりだすと気になりますね。
摺動子ギアですが、
新品未使用品ですが、なぜ若干茶色いんでしょうかね??
グリスの種類が違うのか。。。
インフィニティードライブ
今回のストラディックSWの目玉、インフィニティードライブのコアの部分ですね。
低摩擦ブッシュでメインシャフトを支持しています。
メインシャフトがピニオンギア内部には接地せず、ベアリングを受けるブッシュにメインシャフトが接触して摺動する仕組み。
ベアリングはピニオンギアの外径に接地してスムーズな回転を生み出すという構造。
文字にするとかなりかっこいい内容ですが、実際はプラブッシュで支えているだけのことですが、かなり軽い巻き感につながっています。
組み上げ(カスタムのポイント、シム調整)
カスタムポイントを探しましたが、ほぼ見つからない状態でした。
あえてするならハンドルノブの1BB追加、ラインローラーは20ステラSWのものにカスタムできそうです。
摺動子ギアにグリスを添付します。
シム調整するべきかどうか悩むところですが、0.2mmを2枚、0.1mmを一枚でガタが無くなりました。
なぜ悩むかと言うとローターを組む際に、ローターを組み上げる際にピニオンギアが上に引っ張られて、ガタツキは無くなるように出来ているんですよね。
だからシム調整はいらない訳です。
組み上げ時の注意ポイント
20ストラディックSW5000番以降で難しいポイントは、次の2点ですね。
ローラークラッチのOリングの組み方
ローラークラッチの防水の為のOリングですが。
ローラークラッチを取り付けるときに挟み込めばいいというのが汎用機の特徴ですが、SW機に関しては、ローラークラッチを合わせた後で、Oリングを上から通してあげてから。
カバーをつければOK!!
このOリングの位置が決まらないと巻き重りがすごいです・・・。
ドライブギアとメインシャフトの着脱
そして、メインシャフトを抜くタイミングを間違えるとパーツの破損するリスクがあります。写真は撮っていないですが、ボディを開けてからは。・・・・
1.ピニオンギアを引き抜く
2.メインシャフトを半回転させて、メインシャフトを引き抜く
3.ドライブギアを引き抜く
上記の手順でやればバラシはできます。その他は順番にばらして組めば基本的には問題なさそうです。
まとめ
内部を見ていきましたが、合理的でコスパの良いリールであることは違いないと思います。
ただ、4000番の内部構造とは大きく違うので、同じブランド名で出てくるのには少し違和感を感じました。
そして、MHクラスのロッドに合わせる分にはいいと思いますが、430gとショアジギングでは重い部類に入ると思います。
そして、記事にしているタイミングで21ツインパワーSWが発表されています。
その21TPSWの4000番が350gでリリースとなり、SW機のボディ+汎用ローター(金属製のローターかどうかわかりません??)で構成されているようです。
今回のストラディックSWの4000番と5000番のちょうど中間に位置する自重の為、価格はかなり開きますが、ロッドのバランスと強度を考えると21TPSWかなりいいポジション。21TPSW5000番も415gなので430gが重い場合は、5000番も候補に入れるとかなり選択肢が広がりますね。
かなり話が脱線しましたが、コスパ第一で選ぶ場合は20ストラディックSWが第一候補になるのは違いないです。
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