3台依頼頂いた3台目、オシアカルカッタを作業致します。
目次
オーバーホール
ドラグ音があまりしないということですが、ばらしてみます。

ハンドルを外すのに、11mmのソケットレンチを使用。

座金、パーツの順番を記録しながら作業します。

向きを注意ですね。

ハンドル部の洗浄完了。

ノブのクリアランスのみ調整しました。
それでは、ボディを開けます。

綺麗な状態です。

そこまで不具合はなさそうです。

このパーツがラチェットにあたってドラグ音が出る仕組みですが、バネのテンションを強くしてみます。

ドラグワッシャーの汚れが強いですね。



クラッチ付近やその他はそこまで汚れが目立ちません。

すべてばらして洗浄します。

これを組んでいきます。

スプールシャフトの受けのベアリングはオイルチューンで仕上げます。

ウォームシャフトギアはDG04ですね。

両軸・電動全般のギア類※ティアグラは除く
基本的には駆動部にDG04、ドライブギアはボアードグリスDELTAで調整します。

全天候高粘度セミシンセティックグリスとして、ALPHAよりもワンランク、THETAよりもツーランク粘度をアップさせ、グリスの粘度を示すちょう度は2号となり、汎用では高粘度なグリスとなります。
ボディにはDG01で全体を保護しておきます。
後は組み上げて完了です。

ドラグ音はましになったと思います。
音の大きさはそれほど改善しませんでしたが、時折音が鳴らないで、抜けてしまう箇所がありましたが、調整した結果安定してなっているんじゃないでしょうか。

ありがとうございました!
・・・と、作業を終えて、オシアのつづりを検索しているとドラグ音の記事を発見。
このピンを裏返してつけると。

こうですね。

しっかりと鳴るという内容。
思わず試してみました。確かに音が大きくなったと思います。気づいてよかったです!!
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