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20ストラディックSW 4000XG 改造&インプレ(2)全バラシによる細部分析!

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どうもこんにちは。

20ストラディックSW4000XGの改造&インプレ第2回目ですが、内部パーツをすべてばらします。

(すべてと言いながらローターバラしていないですね・・・。)

前回の記事はこちら。

組付け精度

ストラディックSWはメイドインマレーシアです。

ツインパワーやヴァンキッシュ、ステラはメイドインジャパンなんですよね。

先日、ヴァンフォードの全バラシをしましたが、グリスの量が半端なかったんです。少しキズもあったし。

今回は、逆???

グリスの量は適量でした。

ただ、『シム調整が甘い!』という結果。

MADE IN ??

メイドインジャパンだから作りが絶対的に良いというわけではなくて、海外製品でも組み立ての際にエンジニアが丁寧に仕事をしてくれれば、良い製品には変わりません。

技術の差は、作業現場で個人差があるように、国単位で良し悪しは計れないと思います。国内のエンジニアでも組付けの個人差は明らかにあります。

そして、工業製品である以上、部品の公差があることで多少の使用感の違いがあるのは仕方がないことです。

製造元について最も重要なのは、検品体制の問題だと想うんです。

海外製でもいいですが、製品のチェックはメーカーが徹底して出来る限りバラツキが起きないように品質管理をしてもらいたいです。

全分解

かなり脱線しましたが、順番にばらしていきますね。

スプール

スプールにはベアリングなしのタイプです。

記載がないですが、ロングストロークスプールです。

その為、19ストラディックと互換性ありですね。

なお、カーボンクロスワッシャです。

3枚目は中々外れないんですよね。

パーツクリーナー吹き付けたら外れますが密着してます。

カーボンクロスワッシャは19ストラディックの3000番以上から搭載しているので、スプールの構成も同じですね。

ローター付近

スプール受けのパーツ、

ローターツバをバラします。

この辺は完全にストラディックです。

ローターもストラディックです。

アームカムのネジはプラスネジ

ラインローラーは分解可能なXプロテクトです。

ここまで19ストラディックと一緒。

ローラークラッチ周辺

ローラークラッチ周辺パーツは、1000番~4000番共通ですね。

18ステラを頂点としてこのパーツ、ほとんど差を感じない作りです。

ボディーガード

ネジはトルクスネジではないんです。

プラスネジ。

ボディ内部

ボディ開けました。

ドライブギアの素材は同じですが、形状が違うような気がします。

干渉を防ぐための加工でしょうか。

ドライブギアの背中の表面がたいらではないですね。

計量しておきます。

ドライブギア 9.9g

ピニオンギア 6.1g

内部のケミカルは非常にいい程度に添付されていますね。

メインシャフトがステンレス。

摺動子ガイドもステンレスっぽいです。

その他のギア類。

ウォームシャフトは7回転(3.5回転×2)で1往復ですね。

ローターのガタつきが少しありましたので、ピニオンギアのシムを調整します。

一旦グリスを流します。

多少汚れがありましたが、汚れと言うより元々のグリスの色ですかね。

シム調整

数点シム調整が必要な箇所がありました。

まずはピニオンギア下部ですが、ウェーブワッシャーなので交換します。

このシムは0.19mmありました。

0.19mmから0.3mmに変更。

それでも足りないので、0.1mmを追加しました。

0.19mm → 0.4mmでガタツキは無くなりました。

結構クリアランスがありましたね・・・。

一度組んでみましたが、ローターのガタが気になったのでベアリング下部も底上げします。

0.05mmのシムを追加。

ローターの遊びは皆無になりました!!ウォームシャフトのシム調整は、次回BBカスタムの際に紹介します。

組み上げ

それでは、組み上げていきます。

ボディ(ギアボックス)はプラスティック樹脂ですね。

リールフットは金属です。

基本的にはグリス中心で組みます。

摺動子やウォームシャフトはシマノ純正グリス(DG06)ですね。

一部オープン化したベアリングにも、DG06を充填します。

(口径が大きいベアリングはオープン化した方が洗浄がスムーズで調整が容易になります。)

ドライブギアはIOSギアグリスです。

粘度高めです!優れた潤滑性、クラス最高水準の対荷重性、ソルトでも安心して使える優れた防水性能、100%化学合成ならではの極寒から真夏の炎天下、そして風雨にさらされ続けるリールの心臓部とも言えるメインギアを守る、ハイスペック・ギアグリスです。

摺動子ガイドは、摺動子との間に少しスキマがあったのでグリスで仕上げます。

実質、ローターナットとピニオンギアで支えている感じですかね。

※18年以降のモデルから摺動子ガイドと摺動子にはスキマが空いている気がします。

ボディを合わせます!

抑え板。

クラッチを組んでからローターを乗せて。

無事終わりました!!

19無印と20SWとの違い

おそらくこの2点のみですね。

トルクスネジが使われていない??

実は20ストラディックSWは、ボディネジもすべて。

露出ネジもトルクスネジではないんです。

トルクスドライバー不要で分解出来ます。

既に、ボディーガードやローター、アームカムのネジもプラスネジという徹底ぶりです。

ハンドル

ハンドルノブのサイズがBタイプです。

付け根はカラーブッシュなので、9*5*3のベアリングに交換可能です。

ここはSWらしい構成で、以前の18ストラディックSWのハンドルノブもBタイプでした。

Aタイプ・・・小型~中型リール搭載のノブ

ベアリングは7*4*2.5mmです。

Bタイプ・・・大型~SW機等に搭載のノブ

ベアリングは付け根が9*5*3mm、先が9*4*4mmです。

※Aタイプ、Bタイプでベアリングが異なるので注意です!!

まとめ

さーっと見ていったので、だらだらとした内容となってしまいました・・・。

無印との違いはほとんどないことがわかりましたが、個人的にはSWの方がカラーリングとかは好きです。

巻きのパワーを体感。エキサイティングなSWゲームを制する充実スペック。
 

シム調整が必要な箇所をすべて紹介できていませんが、次回はカスタマイズ箇所も含めて、ご紹介しますね。

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