供回りハンドルなので、リールスタンドのセッティングはほぼ不可能だと思っていましたが。
結構大変でしたが、何とかやれましたよ。
ひとまず、フルカスタム終了です。
![](http://erengeworks.com/wp-content/uploads/2018/04/IMG_7866-768x1024.jpg)
このカスタマイズには基本的に工具以外の費用は掛かりません。とは言っても、工具をそろえるのに2,500円位かかりました。
なお、設置するリールスタンドの費用は別途かかります。
今回セッティングしているZPIリールスタンドライト(RSL01)の場合は2,700円です。
用意した工具は?
今回使用した工具はこれです。
タップ M11 ピッチ0.75mm
![](http://erengeworks.com/wp-content/uploads/2018/04/IMG_7842-1024x768.jpg)
タップハンドル M5~M13
![](http://erengeworks.com/wp-content/uploads/2018/04/IMG_7738-768x1024.jpg)
合体させるとこんな感じに。
![](http://erengeworks.com/wp-content/uploads/2018/04/IMG_7843-1024x768.jpg)
シマノのリールスタンドのネジは、M11×0.75mm(ピッチ)です。
かなりマニアックな作業で、工具もあまり見つかりませんでしたが、アマゾンで購入してやりました。
ハンドルは別で購入が必要です。
供回りハンドルを固定して、リールスタンドのセッティングの為に行うカスタマイズです。
作業工程
作業工程は以下の2点です。
1.リールボディにネジ切りを行う。
2.ハンドルを市販のボルトで固定してリールスタンドを設置する。
非常にシンプルな作業ですが、ネジ切りって結構難しいですねぇ・・・。
ネジ切り(練習)
早速ネジ切りです。
怖いので、試しに13ナスキーでやってみます。
![](http://erengeworks.com/wp-content/uploads/2018/04/IMG_7844-1024x768.jpg)
ボディではなく、フタ側からやります。
自分は左利きなので、右ハンドルです。
その為リールスタンドは左側の蓋になります。
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外側からゴリゴリやります。
しっかり喰いつかない。
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斜めに入ってしまったので、何度かやってるうちに何とか貫通しました。
![](http://erengeworks.com/wp-content/uploads/2018/04/IMG_7847-1024x768.jpg)
で、無事着いたのか。
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この通り!
ちょっと甘いですが、何とかセッティング出来ました!
逆側も
逆側もネジ切ってみました。
![](http://erengeworks.com/wp-content/uploads/2018/04/IMG_7850-768x1024.jpg)
今度は内側からやります。
![](http://erengeworks.com/wp-content/uploads/2018/04/IMG_7851-768x1024.jpg)
垂直に当てて、喰いつかせます。
![](http://erengeworks.com/wp-content/uploads/2018/04/IMG_7852-768x1024.jpg)
今度はきれいに入りました!
![](http://erengeworks.com/wp-content/uploads/2018/04/IMG_7853-768x1024.jpg)
こっちは完璧に決まりました。
ネジの溝を見ると・・・
![](http://erengeworks.com/wp-content/uploads/2018/04/IMG_7854-768x1024.jpg)
バッチリですね。
内側から外側に向けてネジ切ることで、外側の仕上がりが良くなることがわかりました!
ハンドルの固定
引き続き、ハンドルを固定します。
リールスタンドの中は、こんな感じになっています。
![](http://erengeworks.com/wp-content/uploads/2018/04/IMG_7849-768x1024.jpg)
ネジで固定します。
もちろん材質はステンレス。錆びない様に。
![](http://erengeworks.com/wp-content/uploads/2018/04/IMG_7740-768x1024.jpg)
なお、ネジはモノタロウで発注しました。
M3.5 × 0.6mm(ピッチ) ×12mm(全長)です。
M3.5というネジはかなりレアみたい。
ほとんど選択肢がありませんでした。
元々のハンドルキャップに付いている白いスペーサーですが、今回セッティングするネジにはめます。
![](http://erengeworks.com/wp-content/uploads/2018/04/IMG_7855-1024x768.jpg)
こんな感じに付けて。
![](http://erengeworks.com/wp-content/uploads/2018/04/IMG_7856-1024x768.jpg)
これをねじ込んでいきます。
デメリットとしてはドライバーが無いと締められない。
実釣中にハンドルが緩むと、ドライバーが無い場合は締められないという事態に。
![](http://erengeworks.com/wp-content/uploads/2018/04/IMG_7857-768x1024.jpg)
似合ってますね。
ZPIリールスタンドライトです。
![](http://erengeworks.com/wp-content/uploads/2018/04/IMG_7858-1024x768.jpg)
シマノ適合です。
![](http://erengeworks.com/wp-content/uploads/2018/04/IMG_7859-768x1024.jpg)
ついでに17セドナもやりました。
![](http://erengeworks.com/wp-content/uploads/2018/04/IMG_7860-1024x768.jpg)
内側からネジ切っていくと、比較的容易に出来ますね。
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セドナも似合いますね。
むしろ、セドナのほうがかっこいいですね。
![](http://erengeworks.com/wp-content/uploads/2018/04/IMG_7862-1-768x1024.jpg)
スタンドのカラーはゴールドのほうがあっていると思いますが、それにしてもいい感じです。
ネジ切り(本番)
練習も終わったので、本番です。
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ボディーが黒いので、正直垂直に当たっているか見づらいということが発覚。
結果はこの通り!
![](http://erengeworks.com/wp-content/uploads/2018/04/IMG_7864-1024x768.jpg)
無事ネジ切り、セッティング完了。
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組み上げて巻き心地に影響するか心配でしたが、巻きの影響は一切なしです。
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案の定ネジ(3.5M×06mm)で固定です。
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格安リールとは思えない仕上がりとなりました。
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18ネクサーブはエントリーモデルですが、改造の余地がまだありますね。
18ネクサーブのカスタマイズ記事はこちら
ワンピースベール化”!?
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2018/04/IMG_8282.jpg)
コメント
大変参考になりました。
所有しているリールのハンドルが供回りのものばかりなので、工具さえ手に入れれば市販のスタンドが利用できるメリットは大きいですね。
現在M3.5ネジのリールスタンドってなかなか手に入らないんですよね。
>>Hiro様
ありがとうございます。リールスタンドですがほんとに無いですよね。
結局供回りのリールはキズをつけてしまうことが多くて、いろいろ調べて結果、たどり着いた答えでした。
個人的にねじ切りの為に道具をそろえるのとか、珍しいネジを注文するとか、まとめてやれれば便利かもと思って、
ねじ切り済みのカスタムリールをメルカリで販売を初めてみました。
マニアックな改造なので、認知してもらうのに苦労しますが、同じように考えている方もかなりいますよね。