ノーマルでも結構しっとりした巻き心地の18ネクサーブですが、
ベール、ラインローラー、ハンドルとカスタマイズした方がいいでしょ、と言えるポイントが多数あります。
早速順番に検証していきます。
費用は以下です。
500円 + 200円 + 350円 + 300円 = 1,350円
今回以下の依頼を通して、誤った情報を公開していたことが発覚致しました。
もし参考にされていた方がいらっしゃればご迷惑をおかけし申し訳ございませんでした。
具体的には、内ゲリレバーとラインローラーのパーツについて、以下で修正しておりますので、ご参照ください。
ローターブレーキの搭載
フリクションリングと内ゲリレバーを設置します。
費用は500円
13ナスキーのパーツを使用します。
13 ナスキー C3000 短縮コード03114 No.50 フリクションリング 300円
13 ナスキー C3000 短縮コード03114 No.75 内ゲリレバー 200円
内ゲリレバーの短いほうから長いほう(右側)に交換します。
なお、アームバネガイド(A)がプラスチックのパーツなので、No22の金属パーツに変更してもいいと思います。
実際それほど変化はありません。
内ゲリレバーを設置します。
フリクションリングの隙間に、引っかかってローターが惰性で動くのを防ぐ機構です。
フリクションリングを設置完了です。
ベールを返した際のクリック音の追加
ベールを返した時に、カスっという音が鳴ります。
これでは、メリハリがないので、ベールを返した時にカチッという音が出るようにします。
費用は200円
13ナスキーのパーツを使用します。
13 ナスキー C3000 短縮コード03114 No.20 音出シバネ 100円
13 ナスキー C3000 短縮コード03114 No.21 音出シピン 100円
ベールを返した際のクリック音が鳴らないので、音出しのパーツを入れます。
これで、ベールを返した時に、カチッという音が鳴ります。
この音出しピンですが、例えば16ストラディックとかだと金属でできたピンで、価格は100円と同じです。
実際は、カチっという乾いた金属音なので、そちらの方がいい方は、高級機の音出しピンを発注してください。
ラインローラーのBB化
ラインローラーですが、ノーマルのままだと回転が悪いです。
その為、ベアリングを追加します。
純正パーツだとベアリングを設置出来ないので、12アルテグラのパーツを流用します。
費用は350円
12 アルテグラ2500S 短縮コード02933 No.17 ラインローラーベアリングカラー 100円(なくても良いかも。)
12 アルテグラ2500S 短縮コード02933 No.19 ラインローラーブッシュ 50円
市販のベアリング(4mm×7mm×2.5mm) 200円位
既存のパーツ3点です。
ベール側はこんな感じになっています。
上にある3つが今回用意したものです。
左から
ベアリング(4mm×7mm×2.5mm)
ラインローラーブッシュ
ラインローラーベアリングカラー
組み立ててみてわかったことですが、ラインローラーベアリングカラーが少し厚いので、もう少し厚みの薄いシムなんかで調整した方がよさそうです。
ラインローラーベアリングカラーのサイズは3mm×6mm×2mmです。
おそらく1mmの厚みであれば、ちょうどいいと思います。
4mm×7mm×2.5mmのベアリングは、ハンドルノブにも使えるので、何個かまとめて注文するのがおすすめ。
主にこちらの座金を利用すれば、交換するパーツも最小限で済みます。
18ナスキー500 短縮コード: 03815 18番 アームローラー座金 10NS4000 L/R WASHER 150円
ラインローラーの組み立て
左のラインローラーブッシュをベアリングにかぶせます。
次にラインローラーをブッシュに
かぶせます。
そしてラインローラースペーサーをラインローラーにかぶせます。
最後にラインローラーベアリングカラーを乗せます。
この状態でベールに設置します。
カムと合わせて、ネジで締めて完成です。
簡単に組み換えできますよ。
ピニオンギア下部のBB化
ピニオンギア下部のブッシュをベアリングと交換します。
5mm×8mm×2.5mmのベアリングを使用します。
費用は300円位
X-SHIP化カスタムです。
正確には、X-SHIPではないのかもしれませんが、ピニオンギアをベアリング2点で支える構造をX-SHIPと言っていると思います。
16ナスキーと17サハラにもX-SHIPが導入されているので、間違いないかと。
本来はクロスギアに対しての技術特性だと思うんですが。まずはベアリングをハーフオープンします。
ハーフオープンはこちらを参考に。
ミネベア製のミニチュアベアリングはCリング固定なので、針や安全ピンでCリングのくぼみをはじくとガードしているシールド鉄板が取れます。
パーツクリーナーでグリスオフします。
10分位漬けて、少し揺するとグリスが剥がれます。
取り出してから、10分位乾かします。そして、オイルを注したベアリングを設置します。
設置完了です。
13ナスキーパーツの流用
さっきまで見てきたのは、見た目の変わらないカスタマイズです。
もし13ナスキーを持っていましたら、そのままスプールとハンドルを流用出来ます。
見た目が全然違いますよね。
ハンドルノブを2BB化しているので、巻き心地は抜群です。スプールとドラグノブはそれほど違いは感じませんでしたね。
まとめ
13ナスキーからパーツを取ると、今までのカスタムは基本的にラインローラーのベアリングのみの購入で済みます。もし眠っている13ナスキーがあれば、18ネクサーブに移植して復活できますよ。
上記カスタムの結果、13ナスキーの状態より良くなりました。
ネットでのシマノ純正パーツの注文はこちらを参考にしてください。
18ネクサーブのねじ込み式のリールスタンド設置のカスタム・改造記事はこちら
カスタムベースによさげです。
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