ショアジギング専用機として6000番を購入予定でしたが、結局買ってしまいました。
20ストラディックSW4000XG。
11月リリース予定とかなり先になる為、とりあえず4000番が先に発売されたので定番のカスタマイズと内部構造の分析を行います。
もくじ
スペック
一応公式HPから読み取れる4000番の技術特性は以下ですね。
- “HAGANE”ギア
- “HAGANE”ボディ
- X-SHIP
- Gフリーボディ
- サイレントドライブ
- Xシールド
- Xプロテクト【中小型の汎用リール】
- AR-Cスプール
- S A-RB
- 海水OK
大型のSWと小型では搭載している技術特性が違います。サイレントドライブに対し、インフィニティードライブ等ですね。
それにしても、Xシールドはどこを指しているんでしょうか?HPで確認しましたが、Xシールドの搭載有無の記載はありません。
ボディ素材は?
前回、もしかしたらボディ素材がフルメタルじゃ???と言う内容の記事を上げさせていただきましたが、半プラボディでした。
というのも、
19ストラディック4000XGとの20gの差ですが、比較対象を誤っておりました!!
正確に比較するのであれば、
19ストラディックC5000XG、ラウンドノブ搭載で295g、その差5g!!!つまりほぼ同じリールであることが想像できました。
20ストラディックSW 4000番は買いか?
ちょっと極端ですが、先に結論を書きますと。。。
19ストラディック4000XGやC5000XGを持っている人は、スペックアップを目的とする場合においては買わない方がベターです。
その理由は・・・
19ストラディック4000番台とデザイン以外ほぼ変わりません。
ちょっと衝撃的な内容ですよね。
19ストラディックC5000XG等と比較すると、ハンドルノブもラウンドだし、295gなのでほんとに差がありません。内部構造は19ストラディックと同じなので、Xシールド搭載と言えないと思います。
しかし、20ストラディックSWを選ぶ明確なメリットも見つかりましたので、その点も含めて紹介していきます!
自重計量(20TP 4000MHGとの比較)
以前紹介した、20ツインパワー4000MHGとの比較致します。
ハンドル長やサイズが少し違いますが、20ツインパワーC5000XGでも5g重いだけで、体感としてはほとんど違いと思われます。
全体
公式スペックだと300gですが、
297.5gです。
僅かに軽い。
珍しいですよね。
軽さを押してくるので300gの大台より、200g台の方が印象が違うと思うんですが、あまり気にしていないんでしょうか。
しかし、20TP4000MHGが254.5gなので、40g以上重くなります。
自分はロッドに合わせる際にリールが重い方が良かったので、別にこれでいいんですけど。
ハンドル&ハンドルノブ
50.7gです。
20TP4000MHGが28.9gなので、21.8gの差。
ハンドル長がTPは55mmで20ストラディックSWが57mmではありますが、かなり重いんです。
その原因はハンドルノブです。
23.8gあります。
おそらくCI4+のラウンドノブMサイズですね。ショアジギングにもってこいのラウンドノブですが、これが重さの原因ですね。
ハンドルのみだと26.7gです。
57mmのハンドルだと標準的な重さだと思います。
スプール
50.0gです。
20TP4000MHGが43.8gなので、6.2gとわずかに重いという程度ですね。
まあ許容範囲です。
ドラグノブ
9.3gです。
20TP4000MHGが8.6gです。
色が少し青み掛かっています。ベースカラーに合わせたカラーリングですね。
内部のパーツに少し違いがみられました。実はナットの素材が違うんですね。恐らくメインシャフトがステンレスだとナットをステンレスに合わせるんですね。その分重くなるということです。
後日紹介します。
ローター
61.7gです。
20TP4000MHGが60.3gです。20TPの金属ローターより重いんですよね。上位機種との差異はここに出ています。
ボディ
118.4gです。
20TP4000MHGが105.6gなので、13g程重いことになります。
おそらく自重の差は以下です。
まずは、ギアボックスですが以下です。

足つきフタはいずれもジュラルミン製。
38.8gです。
つまり、素材の差で20TPの方が軽いと思われます。
そして、メインシャフトですが以下です。

15.5gです。
20TPのメインシャフトの自重は計っておりませんが、恐らく10g前後になると思われます。
最後にローター込の自重は。
187.5gです。
20TP4000MHGが173.2gなので、約14gの差ですね。
20ストラディックSWを選ぶポイントとは?
主に以下の点ですね。
パーツ類が安価に調達できること
誤植でなければ1,050円です。
19ストラディックだと3,100円ですから、2,000円近く安くなります。
これは大きいです。
単純に経年使用で劣化しやすい箇所がローターですから、樹脂製ローターの価格が安いのは非常にありがたいですね。
ネジ山がばかになりやすいのもローターですし、
ベール下がりが起きる原因もローターなので。
アームカムに関しては、19ストラディックが350円に対し、20ストラディックSWが550円と逆転していますが、ローターの価格差が大きいのでかなり好印象です。
20ストラディックSW 4000XG のスプールは5,100円です。
19ストラディック C5000XG だと6,150円となり約1,000円程安くなります。
19ストラディック 4000XG だと5,650円となり約500円程安くなります。
つまり、無印ストラディックよりSWの方がペアスプールを安価に入手することが出来るということですね!
CI4+ハンドルが付属すること
タイプBのCI4+ラウンドノブ(M)が付属します。
カラーが濃紺なので、他のリールに転用するのが難しいですが、このノブは非常につかみやすくLSJにぴったりです。
なお、夢屋のCI4+のラウンドノブはMサイズがなくLからのみになっています。
まとめ
価格差ですが、
19ストラディックC5000XGが28,500円に対し、20ストラディックSW40000XGが32,000円と約3,500円も高くなっております。
展開図を確認しても、分解しても正直その価格差がわかりませんでした。
この不透明さは気になりますが、
シルバーベースの19ストラディックより濃紺カラーはロッドに合わせやすいカラーリングだと思います。
ハンドルノブがかなり使いやすいのと、長期利用によるメンテナンス性でいうと20ストラディックSWの方が若干アドバンテージがあるかなという印象です。
値段を考えると19ストラディックC5000XGもアリですね。
内部を確認する限り、おそらくほとんど差が無い訳ですから。
※注意点として、19ストラディックのハンドルノブはAタイプです。
次回は、ボディ内部を紹介します。